真・計画停電

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取引先の一つで
四国にある鉄鋼製品メーカーさんが気遣って
注文品と一緒に讃岐うどんを送ってくれました
ありがたく、仕事場のみんなで分けました

ワタクシの仕事場は、東京電力から高圧電気を入れ
構内の変電設備(キュービクル)で200Vに落として使っています
で、年に一度は電気を停めて点検をするのですが
業務中にやるわけには行かないので休日を利用するのですね
...このところ春分の日にやることが多く、今年は今日

そのためしばらく前から
「その日は休日出勤しても停電だから、そのつもりでね」
と周知を図っていた矢先に今回の震災と、その後の計画停電の発表
ピンとひらめいたワタクシは、電気管理を委託している人に電話しました

「ねえ、計画停電の間に点検できない?」

そうすれば、お互いに休みの日に出てゆかなくても済むじゃない
いちおう21日の予定だけど、計画停電のときにそちらの都合がつけばその時
どうせ停電してるんだから、いきなりやって来て点検してもらって結構

という話をして相手もそうしましょうということになったのですが
これはまだ計画停電というものが判っていなかったのですね
「その時間は必ず停まる」と思っていたのです

ところが、実際に計画停電が実施されてみると
「グループ内から必要に応じて停まる地域を選ぶ」ということが明らかになり
停まるか停まらないかはその時間になるまで判らないような状態です

  念のため「予定された時間は停電しなくても休業」する商店・機関が多いのですが
  なかには「電気が来ている限りは営業をする」という突撃商店もあります
  ...レジ打ちしている最中に停電になったそうな

そういうわけですから計画停電とはいうものの
「停電しない」「停電するかもしれない」は判っても、「停電する」が判らないのです
結局、キュービクルの点検は計画通り本日になりました
皮肉なことに、本日の午前中というのは東京電力の計画停電の予定でも
仕事場の地域が含まれていたのです
  昨日の晩に「実施しない」と発表がありましたけどね


点検のための停電は1時間ほどで終わったのですが
震災以降、通常の仕事が遅れていたので
そのあとも電気が戻った事務所で仕事を続け、夕方帰宅しました

明日からまた産業界の電力需要が伸びます
停電するのかしないのか、ロシアンルーレットが回ります


今朝、仕事場に行く途中の踏み切りで
タンク車が大宮・東京方面に向かって行くのを見ました
(クルマの窓越しに撮ったので、雨が邪魔になってます)