記念にいかがですか?

 


高尾山薬王院に行った帰りは、いつもリフトで山を下ってきます
下の駅が近づくと索道の脇に写真を撮ってくれるカメラマンが待ち構えていて
リフトを降りると、ここで撮った写真がプリントされており

「どうです、記念にいかがですか?」

遊園地のウォーターシュートなんかでもやっているサービスです
今でこそデジカメがあるからカメラとプリンターを遠隔ケーブルでつなぐなどして
離れた場所ですぐに写真を渡すことができますが
フイルムカメラの頃はどうやっていたんでしょうね

  高校の頃、伯父に佐渡ヶ島に連れて行ってもらったことがあり
  両津港から定期観光バスで島内を回ったのですが
  途中の昼食場所で撮った集合写真が戻ってきた両津港でプリントされていて
  フィルムを持った観光社の人が先回りしたのかと感心した思い出があります

それにしても、カメラマンとプリント・販売係
トイレ休憩などのバックアップ要員も入れれば3名は必要になるかと思うのですが
  実際は登りのリフトでも同様に写真を撮っているので、さらに倍
彼らの人件費や、おそらくリフト運行会社に払っているであろう場所代
そういうコストを賄って、その上で利益を出すためには
いったいいくらくらいで写真を売る必要があるのでしょうか
みんながみんな写真を買うとは限りませんからねぇ...

そんなことを考えているうちに、リフトが降り場に着きました
実はこれまで、初めから買う気もないので素通りしていたのですが
  撮影場所でも手を振って断っていました
今年はそういうわけで値段を見てみたところ...700円でした

「これくらいなら買ってもいい」「これくらいは貰わないと合わない」

そのせめぎ合いの妥協点ということでしょうか?
いや、ワタクシが知らずにそう思っているだけで
本当は多くの人がホイホイ買ってゆき
写真屋さんはホクホク顔をしているのかもしれません