ホットスポット
今、この本を読んでいます
GWの最中に家族でショッピングセンターに行き
めいめい自由行動の時間を取ったのですが
さして見たいもののないワタクシは時間をもてあまし
3階にある公共施設の図書室に足を運び
背文字を眺めながら書棚の間をぶらぶら歩いていて目に留まったのがこの本でした
「家に帰って読んでみるか」
そう思って、そのほか数冊の本と一緒に借りてきて
結局GWが終わる頃から手をつけ始め
仕事が始まった今週になってからようやくこの本のページを開いたのです
えてしてこういう状況で出合った本の中には「良い本」が多いもので
まさしくこれもその一冊でした
NHKに『ETV特集』という番組があるらしいのですが
この番組で福島第一原発の放射能汚染についての番組を制作するにあたり
それに携わったディレクターたちの共同執筆による、いわゆるメイキング本です
ワタクシはふだんテレビを見ないし
新聞も平日くらいしか読まないのですが
この本の中では、これまで断片的に見聞きしてきたことが
より深刻な重みを持って語られていました
もっとも、テレビを見ないといっても
取材班と一緒に行動し、民間の手になる汚染地図つくりに奔走する
木村真三博士のことは平日しか読まない新聞の連載で知っていました
朝日新聞の『プロメテウスの罠』というコラムで
昨年暮れあたりまでの分は同名の単行本となって出版されており
これもしばらく前に図書館から借りてきて読んでいました
単行本を読むことで未読の休日分を補完したのですが
この本は人気があると見えて
深谷市、行田市どちらの図書館でも予約が繋がっています
ちなみに『ホットスポット』は講談社、『プロメテウスの罠』は学研からでています
NHKも朝日新聞も出版部門があるのに、どうして他社から出ているのでしょうか?
まあ『ホットスポット』は内部の裏話や暴露的な内容もあるので
その辺りの遠慮や差しさわりがあるのかとも思いますが
『プロメテウスの罠』は連載した記事の単行本化です
堂々と自社で出せばいいのにと思ったものでした