消火せん
先日紹介した消火栓からちょっと行った所に
こんな標識が立っていました
普通は歩道に立っておるのに、これは民地内です
それに普通だったら「消火栓」「防火水そう」と書かれている部分が
なにやら変ったマークになっています
じつはこれ、『消火栓標識株式会社』という企業の看板で
モノとしては本物ですが、役割としては本当の標識ではありません
消火しないので「消火せん」というわけです (^^ゞ
この会社のウェブサイトを見て知ったのですが
「この標識を建てて維持管理をする費用は
すべて標識に付属する広告料でまかなわれています」
とのこと
ううむ
「消防自動車が消火栓の位置を早く見つけるため
また、消火栓の近くに駐車されたり
物を置かれたりするのを防止するため」
という重要な役割を担っている公共物なのに
スポンサー頼りということにびっくりしました
先日の消火栓(消火器?)標識もそうでしたが
この界隈ではスポンサーがつかず、枠だけの標識が多いんですよ
見上げても、そこにはただ風が吹きぬけるだけ
消防車(fire engine)の手助けをする前に
この会社の経営が「火の車」になってしまうという事はないのでしょうか?