箱根で乗り鉄(?)

実は、ずっと前から一度やってみたかったのですが
『公共交通機関(?)による箱根横断』を
このたび機会を得て実行することができました


まずは新宿から小田急ロマンスカーで
というのが正しいのでしょうが、諸般の都合もあって...

こんな感じになりました
(この先、長文注意)



深谷からはマイカーで出発です (^^ゞ
正面に輝く富士山を見ながら圏央道を走ります
「あれがもっと大きく見えるところへ行くんだ!」


狭山PAで焼き立てのパンとコーヒーで朝食
コーヒーはいろんな種類から選べて量もたっぷり


昨年、圏央道が東名までつながったので便利になりました
でも海老名JCTで東名高速に乗ったと思ったら
本線に入る間もなくすぐに厚木IC、小田原厚木道路に入ります


二宮ICで一般道に降りて西湘バイパス、海沿いを走ることにします
海なし県に住んでいると、この景色だけでテンションが上がります(笑)




箱根湯本駅近くの駐車場にクルマを入れます
朝10時の段階でウチと、続けて入庫してきたファミリーの2台だけ
こりゃぁ人出は少ないなぁと思ったのですが、甘かった


登山鉄道は満員ぎゅうぎゅう詰めで車窓風景どころではありませんでした
ベンチシートに座ったら体をひねって後ろを振り向くこともできず
スマホのインカメラで見当をつけて後ろ向きに撮ったのですが...なんだこれ?


登山電車を降りてようやく落ち着いた写真が撮れました (^^ゞ
昨年11月に導入されたアレグラ号が連結されていましたが
ワタクシが乗ったのは2両目でした


混雑のタイミングを外す意味も含めて強羅で早めの昼食と思ったら
お目当てのお店は超人気の店らしく、外にも待ち客がいっぱい
これじゃいつになるか判らないので諦めて先に進むことにします
豆腐屋さんがあったので出来立てをテイクアウト、お店の外で食します



登山電車が満員ですから、その次のケーブルカーも同様ですね
今度来る便は定員に達したとかで改札止め
そのまた次の便は30分以上も先...と、さすがに臨時便が増発されました
乗ってみた感想ですが、たしかに急坂を登っている感じはありますが
高尾山のに比べると大したことはないなという印象です
あちらは山の上に引き上げられるという感じですからね。ほとんどエレベーター




さて、早雲山からはロープウェイになります
こちらは定員こそ少ないけど頻発しているので割と楽に乗れました
大涌谷に向かってグングン高度を上げて行きます
数日前まで知らなかったけど
このロープウェイは前の日まで点検整備のため運休していたんですね
今回の旅は、都合がつけやすかったから決めた日程でしたが
 もう少しで乗り損ねるところでした。いやぁ運が良かった



大涌谷でロープウェイを乗り換えます
乗り込んだゴンドラに飾り付けがしてあったので何事かと思ったけど
ああそうか、バレンタインデーにちなんでいるんですね
そのあとロープウェイ会社のウェブサイトにこんな告知があるのを見つけました

バレンタイン&富士山イベント2015の実施!

 (1)2月9日(月)~2月14日(土)
   ・バレンタインデーのディスプレイ
    大涌谷駅~桃源台駅間を走る「214号車」のゴンドラ内を装飾し、
    お客さまに賑やかなロープウェイでのひとときをお楽しみいただきます。

えぇ~っ! あれだけ次々とやって来るゴンドラで、たった1台だけだったの!!
しかもイベント開始の2日前だ(フライング?)...これって凄く運がいいぞ!



しかし、ロープウェイってのは自身は動力を持ってないし
ケーブルカーみたいに地面を走るわけでもないから
動いていても不思議な静けさに包まれていますね
「賑やかなロープウェイ」という感覚にはなれませんでした


さて、『公共交通機関(?)による箱根横断』もそろそろ大詰め
この「?」の部分は観光用乗り物的要素もあるなと思うからなのですが
最後の交通機関は箱根海賊船...ね、思いっきり観光船です(笑)
というわけで、およそ30分の船旅は移動の手段と決め込むだけではなく
デッキに上がったり船内の装飾を見たりと
時々席を立ったりして過ごしたのですが
だんだんと下り坂になってくる空模様に、景色を楽しむのは今ひとつでした





ついに箱根町港で横断達成、なのですが車に戻らねばなりません
時間に少々余裕があったので、下船せずに元箱根港に行き
さらに桃源台港まで乗ったまま戻ることにしました...遊覧船だね(笑)

どうせならその後も来た経路を戻ろうかとも考えたのですが
乗り継ぎのロスタイムが予想外に大きかったのを思い出し
ちょうど間もなく発車だった仙石経由のバス1本で箱根湯本に向かいます
おかげで4時前に駐車場に戻ってこれました
で、今度は箱根新道を使って再び箱根の山を登ります
バスで下ってきた道は国道18号、碓氷峠の九十九折れを思い出させましたが
それならこちらは碓氷バイパスですね(以前は有料だった点も似ている)
快調に坂道を駆け上り、箱根峠へ
「♪箱根の山は神奈川県」と歌にあるけど(無い無い)、今夜のお宿は静岡県なのです
峠を越えたら目の前にはちょっと霞んでいるけど駿河湾が見え
でも、霞んでいるからこそまるで夕日に輝く雲海のような幻想的な景色で
移動に追われた一日の最後に(それが目的だったから不満はないんですけど)
あぁ凄いところに来たんだなぁと、感動したのでありました


さぁ、温泉に入って夕食だ