酔狂列車、東へ

今日は一日フリータイム。
以前お世話になった人がレストランを開いているというので、お昼を食べに行こうかと思う。

この Facebook の書き込みを見て
古くからの友人ならワタクシがどこに行くかを察したでしょう
そして、呆れ返っただろうと思います
なぜなら、その場所は
札幌から行くよりも、東京から直接行くほうが早く着けるから

でもね、決別した場所を訪ねるには
老化現象が始まるまでの時間と
札幌まで来たついでというキッカケが必要だったんですよ


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泊まったホテルが駅の近くで
しかも朝食が6時から食べられるということもあって
腹ごしらえをして7時発の列車に乗れたのは何よりでした
最後尾に近い席を選んだのは
6両編成の5号車6号車が自由席車両ということもありますが
「後ろに座っていればカーブを利用して走行中の列車の写真が撮れる」
というヨミがあったのに、あいにく窓ガラスが汚れていて
車窓からの写真撮影は期待できず、特に斜め前方は反射もあって無理でした
  発車前、座席を確保して先頭車の写真を撮りにホームを走り
  再び戻ってきて...ああ、しんど。はぁはぁ

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札幌駅を出て都市郊外風景の中を走り
南千歳駅(旧・千歳空港駅)から石勝線に乗り入れると
窓の向こうにレンタカー会社が見えました
広い駐車場に並んだ数百台はあろうかというクルマを見て
「北海道は飛行機で来てレンタカーで移動するのがスタンダードなんだ」
まぁ、かくいうワタクシも終点の釧路駅から先はレンタカーですけど

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山間部に入ってくると、しばらく前に降ったらしい雪が残っています
それでも周囲の林はまだ紅葉を残し、なかなかに素敵な風景です
しかし、風景は素敵ですが人家が少ないなぁ
特急が停まる駅でさえ静まり返っているし、まして通過駅の駅前は...
札幌の賑わいとの差を感じますねぇ

でも、ここにだって人々の暮らしはある
希望や生きがい、そして誇りを持って暮らしている人がいる
松山千春さんの歌がストレートに心に伝わってきます

山を越え、畑を横切り太平洋に
特急『スーパーおおぞら1号』は348.5kmを4時間で走って定刻に釧路着

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駅を出て、あらかじめ所在を調べておいたお店に行き
買い物をして再び駅前に戻ったのですが
その往復で人やクルマの通行をほとんど見なかったことに気づきました
まさか!? 釧路駅前のメインストリート、北大通ですよ
早朝ならまだしも、土曜日のお昼前11時です!
そこまでさびれてしまったのぉ! とショックでした

  でも、これは偶然たまたま珍しく通行が途切れていたようです
  夕方再び釧路に戻ったら、それなりに賑わっていましたから

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予約していたクルマは1300ccクラスと指定して車種はおまかせでしたが
タイムズレンタカーなので案の定、借りられたのはデミオでした
  元マツダレンタカーですから
このクラスに一人で乗るならこれがいいなと思っていたので満足です
AWDでスタッドレスタイヤ装着、ドライブマップのプレゼントも付いて
6時間3,800円のキャンペーン価格は軽自動車を借りるより安い! 大満足

会員なのでメンバーカードをスキャンするだけで手続きは終わり
駅前から北大通を幣舞橋に向かって走り出します
いくら交通量が少ないといっても
さすがに橋の上で停車するのは憚られるので
渡ったところを左折して河畔にクルマを停め
橋の写真を撮り、スマートフォンをダッシュボードにセットします
最近のカーオーディオには Bluetooth のインターフェースが装備されているので
持参したトランスミッターを使わずに音声を接続
これでスマホをカーナビ兼カーオーディオとして使えます

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国道44号線に出て、進路を東に向ければ
...まぁ、あとはカーナビが無くても大丈夫でしょうね

本日の目的地は、道東・浜中町です