8つめの「わたしが一番きれいだったとき」

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2006年に亡くなった詩人、茨木のり子さんの作品は
いろんな人に曲をつけられ、歌われていて
小室等さんの「12月のうた」や中川五郎さんの「自分の感受性くらい」は
ワタクシも好きな歌の一つであります

それらの作品の中でも「わたしが一番きれいだったとき」は
多くの人の様々な曲があって
ワタクシ、これのコレクション、って程ではないけど
まぁ集めているわけです


...で、前置きが長くなりましたが
タイトルでお分かりのように新しいのを入手したのであります
歌っているのは、なんと小田朋美さん
こちらが一方的に思い込んでいるだけかもしれないけど、お馴染みの人で
どれどれと楽しみにCDをスタートさせてみたのです
  レコードだったら「針を乗せる」という表現が使えるのになぁ

あぁ、いいですねぁ、いかにも小田ちゃんの歌い方です
彼女はポップなジャズから声楽風な歌い方まで幅広い表現力を持っていますが
これは現代音楽風というか語りかけるような歌い方で
詩の思いが静かに伝わってきますね

ところで、この歌には英語のタイトルもついていて
「When I Was young and so Beautiful」...ああ、なるほど
ピート・シーガーさんが作曲したバージョンは
「When I Was Most Beautiful」でしたが
あえて「一番」=「most」としないところがいいなと思いましたね

で、これが収められたCDには、「明日」も収録されています
  佐々木幹郎さんが東日本大震災を思って作った詩ですね
  収録された詩集『明日』は第20回萩原朔太郎賞を受賞しました

うわぁ、これもいい歌なんだよなぁと思って聴いたら
小田朋美・中村裕美作曲のあのVoice Spaceバージョンではなく
表題曲同様に三枝伸太郎さんの作曲の初めて聞く曲でした
まぁ、ピアノソロの伴奏ならこちらが合っている感じです

去年は一度も小田ちゃんと顔を合わせる機会がなかったけど
今年はどうなんだろうかなぁ?
サインをしてもらえるようにCDは持ち歩くようにしておこう(笑)


歌・曲)南修治
朗読)上條恒彦
歌)林亭
曲)大江田信
歌・曲)吉岡しげ美
歌・曲)沢知恵
歌)Last Forever
曲)Pete Seeger
※片桐ユズルさんの英訳詩に曲をつけたもの
歌)アテンションプリーズ
曲)太田ボウ
歌)小田朋美
曲)三枝伸太郎

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