空港前の営業所でレンタカーを借り受けて
お任せではなく自分の運転でスタートしたのは予定より20分ほど早い9時39分でした
　　去年、同じ会社の釧路駅前店で借りた時は
　　予約時刻の10分前までは出発できないと言われて待たされたけど
　　今回は混みあっていたせいもあってか、受け付け順にどんどん出発させてた
網走方面に向かってクルマを走らせ、家並みが途絶えると景色が開けます
右手の道の駅を通り過ぎると、やがて左側に現れるのが
道の駅の名前の由来にもなった『メルヘンの丘』

これはワタクシも昨年、茶木みやこさんがFacebookに載せたのを見て知ったのですが
緩やかな丘の上に立つカラマツを国道から臨める場所なんですね
ちゃんと駐車帯が設けてあって、クルマを停めて写真を撮れるようになっているんです
丘の上に樹が立っている風景はあちこちにあるんだけど
間隔を空けて立っている様子がユーモラスと言うか伸びやかと言うか
一種独特の雰囲気を醸し出しています
　　ちなみに、黒澤明監督が映画のロケをして有名になったそうです

ワタクシたち以外にも観光客らしいクルマが次々と停まっては
写真を撮って走り出してゆくのですが
こちらは少しのんびりしてクルマのセッティング
営業所を慌ただしく出てきたので荷物の配置を変えたり
持参したホルダーでダッシュボードにスマートホンを固定します
これが道中のカーナビ兼カーオーディオ、そして今回は車載カメラにもなりました
ええっと、電源用のシガーソケットはどこだ？
...ありゃりゃ、このクルマはダッシュボードではなく
センターコンソールの後方（座席の背もたれ付近）かよ
持ってきたコードがギリギリじゃないか

そんなこんなで態勢を整えてスタート
前述のカントリーサインで一度Ｕターンしながらも網走へ向かいます

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網走湖の東側、国道39号線を石北本線に沿って走り
国道238号線とのＴ字路を、市街地へは右折だけど、今は左折します
というのも、能取湖のサンゴ草が赤く色づいて見頃を迎えているからです
せっかくこの時期に網走を通るなら見て行こうではありませんか

もともとワタクシたちが行く前の週末、土曜日曜に
『第55回 能取湖さんご草祭り』というイベントが予定されていたのですが
木曜未明の大地震と、それに続く全道停電で2週間延期になっていました
どちらにしても混みあう状況を避けられたわけですが
　　もっとも、ウチが行ったのは「金曜」だった
それでも観光客は途切れることなくやって来ていました
...入れ替わり立ち替わりで常時3、4組と言ったところでしょうか(笑)

程よい静けさの中、拡がる青空とサンゴ草の赤とのコントラストに
しばし目を奪われたのでありました

そうそう、出発する数日前に、ここに来た人の感想で
「水に沈んでよく見えなかった」みたいなのを読んだんですよ
能取湖はオホーツク海に向かって開いているので干満があるんです
で、気になって潮汐表を見たら、ナイスじゃありませんか
ちょうどこの日はワタクシたちが能取湖にいる時間が干潮なのです
まさに11時7分、干潮のピークを迎えたサンゴソウ群生地は...
大部分の場所で土が露出していて
むしろ根元くらいは水で覆われていた方がいいかな
とワガママなことを思ってしまったのでした

ともあれ、ドライブ旅行をスタートして続けざまに素敵な景観に出会い
北海道に来たんだ！　という気持ちになれました
特に北海道が初めてのツレには、良い第一印象になったのではと思います