帰り道は遠かった
 ~2018北海道13

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全日空4774便は予定通り釧路を出発しました
今、全日空4774便と書いたけど
通路を挟んだ向こう側はエアドゥ74便の乗客です
つまり共同運航便で、機体や機内サービスはエアドゥです

というわけでドリンクサービスでオニオンスープをチョイスしたら美味しかったので
機内販売でお土産用にスープセットを買ってしまいました
...さらに荷物が増えてしまったけど、じゃがバターのスープがめっちゃ美味しかった

「往きは私が窓際だったから」

ツレが席を譲ってくれたものの、夜間飛行じゃぁねぇ
と思っていたら光の帯が現れました。これは...
案の定それはアクアラインで、やがて海ほたるが見えてきました。綺麗だなぁ
眠っていたツレは後でそれを聞いて、見られなかったのを口惜しがっていましたが
これが見えたらもう羽田ですよね。飛行機はぐんぐん高度を下げて行き
予定より10分早く着陸しました


羽田空港は国内線第2ターミナルに到着です
いやぁ広いのなんの、手荷物受取所までの遠いこと
往きの女満別ではこちらが先に着いてイライラしながら荷物が出てくるを待ったけど
羽田の場合は途中トイレに寄ったりして延々と歩き
ようやく着いた時には人気はなく、ベルトコンベアーも止まっていて
ターンテーブルの脇にウチのキャリーバッグだけがぽつんと取り残されていました
まぁ、探す手間が省けてよかった(笑)

  昨年は第1ターミナル着だったけど
  こんなに遠かったという印象はなかったなぁ

さて、ここから先はどうやって帰ろうか?
来た時みたいにバスを使えば途中の乗り換えなしで済むのだけど
バスの時刻まで1時間半ほどある上、往きと違って羽田発は予約ができないのです
つまり、始発バス停の国際線ターミナルで満席になったら「ご乗車できません」
というリスクもあるみたいなのです。だったら電車だな

京急の羽田空港乗り入れとJRの上野東京ラインの新設によって
昔だったらモノレールを使って浜松町と上野の2回乗り換えが必要だったのが
品川駅の1回で済む乗り継ぎプランがあるのですね
幸いにもこの組み合わせの電車が候補のトップ、間もなくです
じゃぁこれで帰ろうと京急の乗り場に向かいます

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品川駅で電車を降り
ドレミファインバーターを鳴らして走り去る電車を見送ってJRのホームへ行き
Suicaにグリーン券をチャージすると間もなく電車が入ってきました
無駄のない乗り継ぎに満足しながら乗っていたのも熊谷駅まで
ここで電車が発車できなくなってしまったのです

「熊谷-籠原間で人身事故があり、運転を見合わせております」

なんと、あと一駅、あと5分というところで足止めを食らってしまったのです
事故現場に一番近い駅ということは、発生直後ということでしょう
この先どれくらい止まるのか...
息子に電話して迎えに来てもらおうかとも考えましたが
もう寝ているだろう彼を起こして不案内な熊谷駅まで呼ぶのも酷だし
まぁこっちも座席は確保できてるのでゆっくり待つかと覚悟を決めました

1時間ほどで何とかなりそうだったのですが
負傷者の救出作業が難航しているとかで時間が延び
  実際は「負傷者」とか「救出」ではなかったと思います
2時間近く遅れて籠原駅に着きました。バスに負けたぁ

駅前の駐車場に置いていたクルマをピックアップして家路をたどります
途中のコンビニで軽食と、この運転があるから飲めずにいた缶ビールを購入し
午前1時を大きく回っての帰宅と相成ったのでした

これなら羽田で夕食を食べてバスを待ち
もし満席なら、そこで改めて電車を探したほうが良かったのかもしれませんが
それはあくまで結果論、早く帰りたいのが人情ですよ

まぁ予定をなぞるだけの旅よりも
想い出に残る旅になったということにして
足掛け4日になってしまった北海道旅行を終えたのでした
ああ、楽しかったぁ!

Kita13d.jpg


長々と書いてまいりました旅行記に
お付き合いくださいまして、ありがとうございました > 読者の皆々様