風のアンソロジー【大空】


The Eagle and the Hawk(John Denver)

 空といえば鳥、という単純な発想ですが、この歌は聴いた後スカッとします。

一羽の鷹(柳ジョージとレイニーウッド)

 レイニーウッドはバックのコーラスが素敵だ。だもんで、ソロになってからの柳ジョージさんはちっとも聞いたことがない。

サシバよ渡れ(フォークス)

 鷹の歌三連発で、どれもこれも高らかに歌い上げるものだから、聞いていて疲れたでしょう、スミマセン。この歌の録音(おと)が悪いのは、野外コンサートの客席で録音したものだからです。もひとつスミマセン。

翼をください(赤い鳥)

 ボクが持っているレコードはなぜか歌詞が英語になっていて内容も違っているので、かつて友人のレコードから録音させてもらった古いテープを探しだしてきた。これを聞くと条件反射でグリコのポッキーチョコが食べたくなってしまう。

空よ(トワ・エ・モア)

 素人(アマチュア)が作った歌に専門家が編曲(アレンジ)して、その歌のイメージに合った歌手を連れてきて歌わせてみる…考えてみればNHKの「あなたのメロディ」はぜいたくな番組であった。

初恋の丘(由紀さおり)

 東芝EMIから北山修サンが作詞した歌のアンソロジーが出たことがあったけど、それには収められていなかった。同じ東芝の歌手なのにねえ。

たたずめば空(フォークス)

 フォークスはレコードを出していないので、ここに収めた彼等の歌はすべて86年の野反湖フィールドフォークコンサートからの録音からです。前にも書いたけど客席にマイクを立てて録音したものなので●●●●(註:同行した友人の名前)の声(ノイズ)が目立つけど。ま、野外コンサートの雰囲気は出てるな…それにしてもコンサートをBGMにソーセージを焼いてビールを飲むのは気分がいいよ。

ボクは風(五つの赤い風船)

 前がライブだったので、風船の「見おさめコンサート」のライブレコードを使おうかと思ったけど、雰囲気が少し重かったのでオリジナルを使いました。

人力ヒコーキのバラード(杉田二郎)

 ●●●●(註:前述の友人の名前)によると、コンサートで二郎サンがこれを歌うと客席からたくさんの紙(ビラ)ヒコーキが飛ばされるんだそうな。で、このゴミをちゃんと拾って帰るのが宵々山コンサートの客の素晴らしさだそうだ。

小鳥(五木ひろし)

 おもわずゲゲッ!?っという歌手の登場ですが、ボクはこの歌が好きなんです。「日本沈没」というテレビ番組の挿入歌でした。主題歌のほうはあまり面白くなかった。

空-翼を広げて(松山千春)

 彼は無理して都会的な歌を歌うより、土の匂いのする歌を歌うほうがいい。絶対にいい。

Leaving, On A Jet Plane(Peter, Paul & Mary)

 ジョン・デンバーが有名になったとき「この歌の作者だったのか」と言われました。彼も意外と古いんだな。

出発(たびだち)の歌(上條恒彦、六文銭)

 このアンソロジーで唯一、小室等サンの声が聞こえる…かな。売れない歌手の上條サンと無名のグループ六文銭は、この歌の大ヒットで、上條恒彦率いるところの六文銭として日本中に誤解されたのでした。