今日は『アパート記念日』
…なのだそうです
1910(明治43)年、東京・上野に日本初のアパートが完成したことに由来するとかで
その「上野倶楽部」に規模たるや木造5階建て70室…
現代では建築基準法やら防災関係の法令が厳しくて作れないでしょうね
ところで、アパートとマンションの違いって何なの?
もちろんここで言う「マンション」は
英語で言う「apartment」や「flats」のことですよ
調べたところ、法律的に区別しているようではないみたいです
つまり、極端に言えば不動産屋さんの都合
ま、いちおう
アパート :木造や軽量鉄骨造の準耐火・低層物件
マンション:鉄骨鉄筋コンクリートや鉄筋コンクリート造などの耐火構造の集合住宅
というのが区別の目安になってるみたいです
でも、関東大震災の後に作られた「同潤会アパート」や
高度経済成長期の公団住宅なんかは
当時の水準からすると、今のマンションでしょうね
だから厳密に考えたら例外が多すぎて区別つかなくなるので
これはやっぱり不動産屋がデラックスさに応じて
「アパート」「マンション」「コーポ」「ハイツ」
と分けていると考えたほうがいいのかな
ま、名前ばかりがデラックスな物件が多すぎるけど
というのが現在の話
昔のアパートというと、トイレや流しも共用という
江戸時代の長屋がそのまま一棟の建物になったイメージがあります
学生の頃、大学の近所にはまだそんな雰囲気の下宿屋がいっぱいありました
ワタクシの世代なら『男おいどん(松本零士:少年マガジン)』を思い出します
ワタクシの両親が結婚して住んだアパートは
家賃に電気代が含まれていたという話をかつて聞いたことがあります
え、人によって使い方に差があるだろうに。不公平だよ
と思ったのですが、当時は家電製品の種類が少ないのでした
電子レンジや掃除機、コタツにエアコンなんてないのです
せいぜいアイロンやラジオくらい…アイロンなんて一日中使わないしね
照明器具を白熱灯から蛍光灯に変えると家賃が少し安くなったそうです
ちょうどその頃を舞台にした映画『ALWAYS 三丁目の夕日』が昨日封切られました
高校の頃、友人に薦められて原作の漫画を読みましたが
胸が締め付けられるようなノスタルジーを感じて
正直言って読むのが辛くなり、以来読んでいません
そのページを避けて『あぶさん』だけは読みつづけてますけどね
いまさら漫画を読み始めるのはちょっと抵抗があるのですが
映画なら、地元のスクリーンにかかる機会があれば
見に行ってみたいなと思ってます
きっと、暗闇の中で、目を真っ赤にしてるんでしょうね
『アパート記念日』ということにちなんで何を書こうか
今日はなかなかアイデアがまとまらなかったのですが
数日前のかめさんの記事に誘発されたかのように
こんな話になってしまいました
東京タワーは高層マンションの窓から横に見るより
アパートの2階の窓から見上げたほうが希望を抱いて見ることができる ALWAYS
コメント
yattokamedagaya
こういうカタカナ語が一番いやなんですよ。
本来の意味と違ってその言語圏の人にバカにされている言葉。
アパートに対して差別の意味でマンションになったんでしょうけど
全部アパートでいいんですよ。それが安っぽいならアパートメント。
一番マヌケなのは「ワンルームマンション」。
聞いた話、こういう形態は英語圏でもstudioでいいらしい。
スタジオと読むのはちょっと変なのでストゥーディオ。
そうすればそこそこカッコイイんじゃないかな。
でもわざわざ英語にしなくてもいいんだけど。……長屋とか。
TodomatsuHouse
以前「コープ○○」というのを見つけました
最初は生協がアパート経営に乗り出したのかと思った (^^)
今でも「○○荘」と呼ばせているところには見識を感じます (^^ゞ