鰹の到来
前に注文しておいたシャツが仕立て上がって届きました
鰹縞シャツと呼ばれています
名前はもちろん柄に由来するのですが
焼津の鰹漁師のワークシャツでもあり
かつては全国どこの港でも
このシャツを着ていることで焼津の漁師は見分けがついたそうです
待つこと9ヶ月
注文したときに「半年くらいかかるよ」と言われたので長引いたのか
「一年待ち」という評判もあるくらいなので意外と早かったのか
いずれにしても、案の定、代金を使い込んでしまっていたので
予定外の出費です (^^ゞ
まだ届かないけどパソコンも買ってしまったし...
新品ですのでアイロンがピシッとかかっていますね
しかし、あまりにも綺麗にかかっていると思ったら
いわゆる立体裁断ではなく和服のような平面裁断
しかも、裏側から見たら前身ごろと後ろ身ごろがつながった一枚の布でできています
大雑把に言えば肩から胸と背中に垂らした布を脇で縫い合わせているのです
こんな布地の使い方は見たことありません
外から見たら補強のための布地が肩にかぶさっているのでわからないのですけどね
それと、前立の部分もしっかり補強されています
というように
本来は漁師のワークシャツですから
シンプルかつ頑丈に
そして動きやすく作られています
でも、残念ながら今のこの季節では
このシャツだけで屋外で遊ぶのは
無理ですよね
ゴールデンウィークにはこれを着てキャンプに行きたいですね
きっとその頃には、テーブルの上に初鰹が乗るでしょう
コメント
suzume-ya3
面白いつくりですね。脇の下がカーブしてるけど、これは身頃がわのカーブ。解けば袖山はまっすぐなんでしょうね。
平面裁断のよさはたたむ時にキレイに小さくたためる事。限られたスペースしかない船の生活では、それも利点かもですね。
TodomatsuHouse
▽雀屋さん
普通はいろんなパーツを縫い合わせてシャツの形を作って行く行けど
これは、シャツの形に切った生地を綴じて作ったような雰囲気です
想像ですが、それまで着物しか縫ったことのない漁師のおかみさんが
見よう見まね、というか出来上がりの形が整えばというつもりで作ったのが
このシャツの始まりなのかもしれません