アップグレード

先日買った新しいPCには、とあるグラフィックソフトの体験版が入っていまして
いずれ期限がくると動かなくなってしまうと思われます
そこで正規版を購入しました…ちょうど今月いっぱい有効のamazonギフト券があったし

購入したのは価格が割安になっている「アップグレード版」です
というのも、前のPCで旧バージョンを使っていたのですよ。正規ユーザーなのです
パッケージが届いたので新しいPCから「体験版」を削除してインストールすることにします

ところで、この「アップグレード版」の説明にはこうあります

アップグレード版のプログラムは、以前のバージョンがPCにインストールされている状態でないと、インストールを開始することができませんのでご注意ください。

以前のバージョンがインストールされているのは、前のPCです
このままインストールをしたらエラーになって先に進めないのでしょうか?
それとも、「旧バージョンのディスクを挿入してください」というメッセージが出る?

  Windowsのアップグレード版は後者の方式になっていますね
  OSを変えるのだからとHDDをフォーマットしてクリーンインストールしようとすると
  途中で旧バージョンのディスクを入れろと正規ユーザーであることをチェックされます
  Win98を導入する時にふざけてWin95のCD-ROMではなくWin3.1のFDを入れたら
  「No.2を入れろ」「No.3を入れろ」とちゃんと持っていることをチェックされました
  Win3.1は、MS-DOS6.2を含めるとフロッピー18枚組だったのです

…閑話休題
で、このグラフィックソフトの場合は、なんと、ノーチェックでした
旧バージョンのユーザーであることを認証することなく
そのままインストールできてしまったのです

じつは、このソフトには前科があります
前のPCで旧バージョンを使い始めたときは「乗り換え版」を買ったのですね
それまで他社のグラフィックソフトを使っていたから
価格が割安の「乗り換え版」にしたわけです
このときも他のソフトを削除してからインストールしたのですが
なにごともなくそのままインストールに成功したのですよ

いや、ひょっとしたら削除したつもりでもレジストリに何らかの情報が残っていて
それをもとに判断しているのかもしれませんけどね
ただ、今回の場合は削除したのは旧バージョンではなく体験版です
そしてアップグレード版の条件には「体験版は購入対象となりません」と明記してある

グラフィックソフトの名前は書きませんが
このブログ内をちょっと調べれば判るでしょうね
でも、真似してうまく行かなくても責任は持ちませんよ

しかし、考えたら「旧バージョンがあるか」とか「他社製品があるか」なんて
安売りするためのソフトに余計なチェックプログラムを組み込むコストをかけるのは
あまり合理的には思えないのですね
ひょっとしたら買う人の良心を信じて、中身は皆一緒とか…
もちろん、勝手な想像ですがね


「乗り換え版」って言葉で思い出したけど
むかし『一太郎』のバージョンいくつかが出たとき
廉価ワープロソフトと「乗り換え版」の抱合せ販売セットが山積みされてたなぁ
そのほうが「通常版」買うより安かったから