ラブテスター

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さきほど、やっとかめさんのコメントに対する感想として
図らずも『ラブテスター』という言葉が出てまいりました

なつかしいなぁ…
と調べたら、1969年(昭和44年)発売で、当時の価格1,800円だそうです
知らない人のために、どんなオモチャだったかと言いますと
見た目は電気テスターみたいでありまして
実は中身も電気テスターでありました

男女が互いに手を繋ぎ、テスターの端と端をそれぞれ握ることで
メーターが反応するわけですよ
で、メーターの針の振れ加減で愛情度を測るという
もちろんジョークですが、一時は結構流行ったものでした

まぁ、心ときめく相手の手を握れば汗もかいて
電流も流れやすくなるという、そういう原理なのですね


時代が変わって、1990年になるか、それよりちょっと前だったと思うのですが
仲間内で低周波治療器が流行ったことがありました
粘着性の電極を身体に貼り付けると、そこに電気が流れて筋肉が収縮し
マッサージ効果が得られるというもので
「年寄りくさいなぁ」と言いながら、皆こっそり買っていたのでありました

あるとき、なにかのきっかけで使用中の人間と手をつないだやつがいたのです
いや、2個の電極を分け合って使おうとしたのかな?
ともあれ、そのとき、握った手と手の間には強烈な電気ショックがあったのですね

面白い!

居合わせた連中はラブテスターを思い出し
そして、それ以上に刺激的なこれで遊びを考えついたのでした

すなわち、皆で手をつないで輪を作り
一箇所だけ輪を切った状態にしておいた両端の手に電極を当てるのです
いやぁ、凄いですよ。皆がビリビリ、ビリビリと震えるのです

でね、理科が得意な人は解ると思うけど
「電線の断面積が小さいと電気抵抗が大きい」のですよ
同様に、手をしっかり握っているとショックは少ないのですが
指先だけでつながっていようものなら、かなりビリビリくるんです
だから皆、ぎゅっと手をつなぎあうんですよ
友情が高まります (^^)


実は、それ以前に椎名誠さんの本で
メキシコだったかな、酒場でこういう商売をしている人物に出会う話がありました
やっぱり座が盛り上がるというか、連帯感が高まるようです
「感電屋」とか紹介されてたっけかな

あちらは、ただ電流が流れっぱなしのようですが
低周波治療器は波状攻撃を仕掛けてくるので、より刺激的ではないかと思います

ご家庭にありましたら、ぜひ一度試してみてください
でも、くれぐれも心臓の弱い方はご遠慮くださいね