からだすきゃん
何年か前から、我が家のヘルスメーターは
体脂肪測定機能付になっています
実は、ものぐさなワタクシはこれを使うのが億劫でして
つまり、それまでの機械式ヘルスメーターだったら
ただ乗っかるだけで目盛り板がクルクル動いて体重を教えてくれたのですが
これはスイッチを入れなければ何も表示されていないのですね
スイッチを入れるとまず「888」と表示され
それが「0」になるのを待って乗っかるわけです
ああ、面倒くさい。それにスイッチを入れるのも面倒くさい
「足の指でポンと押すだけじゃない」
いや、理屈ではないのです
立ち寄り湯の脱衣場ではちゃんと量るもんね
身長などのデータをセットせずにその都度体重だけを量るスイッチもあるのですが
それを使うことさえ億劫で
以来、家ではほとんど体重を量らなくなったのでありました
体重に無頓着になるとどうなるか…太るのであります
20年位前だったら「あ、太ったな」と思っただけで
2kgくらい体重を減らすことができたのですが
いまや、去年の服が着られないという季節の移り変わりを繰り返しているのです
そしてついに、先日の健康診断では
48年の人生で初めて「体重をコントロールしなさい」と言われてしまったのでした
体脂肪というものを量ってみることにしました
例のヘルスメーターに身長のデータをセットします
もう何年も前に買ったものなのでマニュアルがどこかに行ってしまい
ツレアイもセット方法を忘れてしまっていたのですが
適当にいじっているうちにできてしまったようです
それでは測定してみることにします
スイッチを入れると、まずセットした身長が表示され
ヘルスメーターに乗っかると体重が表示されます
そして秒読みするかのように数字が流れたかと思うと
2桁の数字が表示されました
「あら、意外に少ないじゃない。優秀ね」
そう言われて気を良くしたのですが
この数値を適正範囲内としているのは女性の場合であって
男性では「肥満」との境界だということがネットで調べて判りました
「今ならまだ、何とかなるな」
そもそも体脂肪率というのが胡散臭いと思っていたのですね
いや、体脂肪というのは確かに存在し、健康のバロメーターかもしれません
それは認めるのですが
あの、身長と体重と電気抵抗で計算して得られる数値は本当なの?
ちゃんと解剖して脂身をこそげ取って「はい○○kgです」
そう言われれば信用できるんだけど、あれは推定値でしょ
それは今でもそう思っています
ですから、あれは体脂肪率という名前の指数だと思うことにしました
不快指数とかお洗濯指数みたいに実在の量を表すものではなく
多いか少ないかで目安にするバロメーターですね
だから「25パーセント」ではなく、ただの「25」という数値
理屈っぽいようだけど、こうでも思い込まないと先に進めません
でまぁ、ほとんど毎日ヘルスメーターに乗っかるようになったのですが
気のせいか着実に毎日体重が増えているような気がするんです
いやまあ「3歩進んで2歩下がる」ではないけど
時々減るからそうそう右上がりではありませんが
今日は腹がもたれるなぁという日は一気に1kgくらい増えてしまっています
面白いことに気づきました
体重が増えると体脂肪率が減り、体重が減ると体脂肪率が増えるんです
考えたらあたりまえですね
ごく短期間での体重の増減というのは
腹いっぱい食べたとか、汗をいっぱいかいたといった
主に水分の増減なのですからね
体脂肪というのはもっと緩やかに増減するのでしょうから
この場合は不変といってもいいかもしれません
そうなれば体重全体の増減から見ると相対的に反対に数値が動くに決まっています
ということは...
単なる推定値、と思って馬鹿にしていたけど
意外と正確に計算しているのかもしれません
家のヘルスメーターを使わなくなった理由がもうひとつあることに気づきました
服を脱いでメガネをはずすと表示板の文字が読めないのです
そういえば立ち寄り湯のデジタル体重計は
表示部の文字が大きく、高い位置にありますもんね
だから、一度はずしたメガネを再びかけて乗っかってます
前にコマーシャルで見た、背筋力計みたいに測定部を引っ張りあげるやつ
あれだと文字がよく見えそうなので毎日使いたくなるかもしれません
コメント
yattokamedagaya
その手の乗ったり手に持つ方式の体脂肪計は、汗や水分(風呂等)で
数値が変わるので正確ではありません(電気を通すんです)。
体重も水を1リットル飲めば1kg増えるんですから食後はちょっと……。
でもいつも同じ条件で測定すれば、自分にとっての
健康の目安には充分なるようですよ。
TodomatsuHouse
▽やっとかめさん
実際に脂身をこそげ落として量るまでは
体脂肪の量は「推定」なんですよね
なぁんて話になると、いつも「ベニスの商人」を連想します
結局、体脂肪を実測するのは不可能なのかなぁ
身体の電気抵抗を測るといえば
むかし「ラブ・テスター」なんて玩具が流行りましたなぁ