ニッポニア・ニッポン
日本を代表する鳥と言えば
ワタクシとしてはタンチョウ(丹頂鶴)という気がするのですが
ご存知の通り、Nipponia nippon という学名を持つ鳥はトキ(朱鷺)です
ちなみに、タンチョウの学名は Grus japonensis です
ワタクシが生まれたとき、もう日本には9羽しかいなかったそうですから
ピンとこないのも仕方ありません
でも、かつては全国いたるところに分布し、朱鷺色という色の名前もあるわけですから
ちょうど今、サギが街中の川でも見られるような
ごく当たり前の鳥だったのかもしれませんね
もっとも、そんな普通の鳥なら
どうしてこんな大層な学名を持っているのかとも思ってしまいますが
トキといえば佐渡島で人工飼育されているという認識はあるのですが
日本産の野生のトキは2003年に絶滅したということは忘れがちです
今いるのは中国産(日本産と同種だそうです)で、80羽ほどが飼育されているとか
江戸時代、八代将軍吉宗のころには
無数の大空を舞うトキがいたそうです
広げた真っ白な羽を地上から見ると、太陽の光を受けて朱鷺色に輝いたのでしょう
冬の夜空の 星の数 寒さにふるえ 見上げたら
星にむかって 飛んで行く トキよおまえの 姿がみえた
日本海から 朝日が昇り 日本海へと 夕日は沈む
小佐渡の上に舞えば見える お前が最後に 選んだ場所は
そんなきれいな 島だった
冬の夜空の 星の数 これからいくつ 数えたら
朝の光の 中に舞う トキよおまえに 会えるだろうか
日本海から 昇る朝日が 山の緑に 生命を与え
小佐渡の山から 飛び立って あふれる朝の 光の中を
トキ色の羽 輝いた
冬の夜空の 星の数 これからどれだけ 数えたら
夕陽の中を 飛んで行く トキよおまえに 会えるだろうか
日本海へと 夕日が沈む 空も海も山も 夕陽に染まる
山に向かって 二羽、三羽と 夕焼けの中 ねぐらへ帰る
トキ色の羽 赤く輝く
トキよ ここから永遠にはばたけ
コメント
エンドウマメ
いま、省悟さんの弟の寛悟さんのお店「ほっこり弟国」に行って
帰って来ました。 今日はライブでは無くて、友達が飲みに行きたいと
云うので行って来ました。 先客がいたのですが、帰られたので
寛悟さんに「少年よ」「イムジン河」「童神」「涙そうそう」など多数の
唄を、我々3人の為に唄ってくれて感激しました。
先々週、その「ほっこり弟国」で松崎クンが、この『ニッポニア・ニッポン」を
唄ってくれました。 この唄、大好きです。 宵々山の次の日、この
ほっこり弟国で、笠木透さんのトーク&ライブコンサートがあるので
予約して来ました。 連日、笠木さんの話と唄が聞けて、嬉しいです。
TodomatsuHouse
▽エンドウマメさん
「ほっこり弟国」は楽しそうですね
京都に行く機会があれば是非寄りたい、というよりは
今いちばん京都で行ってみたい場所です
ところで、何でまた今日こんな記事を書いたか...
6月10日は「トキの記念日」というオチでした (^^ゞ