お堅い水商売
スーパーなどに行くと
よくまぁこんなに種類があるなぁと感心するほど
「○○の水」というのが売られています
ワタクシの住む町は地下水を汲み上げて上水道に使っているせいか
それとも単にワタクシが鈍感なのか
水道水が不味いと思ったことはないので
特に市販の水を買ってまで使おうと思ったことはありません
安い葉っぱを使っても
遠来のお客さんが「お宅のお茶は美味しいですね」と言ってくれるので
たしかに美味しいのだと思いますよ
…ただし、マンションなどで高架水槽に汲み置いたものはその限りにあらず、とか
昨日、新しく開店したドラッグストアの入り口近くに
きっと目玉商品なのでしょうね、こんなのが積み上げてありました
横浜の人には申し訳ないのですが
第一印象としては、味を疑ってしまいました
だって横浜のイメージは「ミナト・ヨコハマ」ですよ
ラベルの絵だってそうなっています
言っちゃぁ悪いけど
港ってのは桟橋の下の水面に重油がぽたりと浮かんでいるイメージなんですよ
ロマンチックなドラマは生まれるかもしれないけど
少なくとも「水」の品質に関しては、白砂青松の海には負けるのですよ
もちろん、この中に海水が入っているわけではないのですが
イメージとして、美味しくなさそうな印象を受けてしまうのですね
で、ラベルの下の方に「道志の森の清流水」と小さく書いてあるのを見て
印象ではなく理屈で、あぁこれなら大丈夫だなと思えました
そういえば横浜市の水は、そこだけではないそうですが
道志川の水を使っていると聞いたことがあります
一時は山梨県の道志村が横浜市に編入合併したいなんて話もあったんじゃないかな
実際は離れすぎているんで実現しなかったそうですが
ともあれ、あそこは釣りやキャンプで訪れる人も多く
癒されるし、身体にも良さそうな清流です
でも、この水を売り出したのは誰?
と思ってラベルをよく見ると
なんと市の水道局なんですね
ん? これは浄水場を通した後かな?
カルキ臭くないだろな
2リットル入りのペットボトルが
88円でした
販売店の儲けはもちろん
容器や輸送のコストを考えると...
安全な水がタダ同然でのめるなんて、いい国に生まれたと思います
コメント
エンドウマメ
京都の水は、これから不味くなります。 ご存知かも知れませんが
京都は、滋賀県の琵琶湖から取り入れています。 その琵琶湖で
アオコが発生すると、すごい異臭がして・・・活性炭を投入したり
匂いを吸収する機械を使っても、お風呂を沸かすと異臭が・・・。
なので梅雨入りあたりから、近くの神社へ行って地下水を分けて
貰います。 約5Lのペットボトル10本分を、お米とお茶と料理用に
使います。 これから涼しくなる秋まで・・・辛いなぁ。
TodomatsuHouse
▽エンドウマメさん
京都というと「山崎」や「伏見」の水を思い浮かべるのですが
蛇口から出てくるのは違うんですねぇ
よく「冷たい水は美味しく感じる」といいますが
「岩を叩いた水は旨い」という人も多いです
高い位置からコップに注ぐと美味しくなるかもしれません
suzume-ya3
京都の下流になる大阪も、夏場は水が非常に不味かったです。
その水の不味い大阪が、おいしい大阪の水道水(名前はちょっとうろ覚えです)を売ってました。
柴島浄水場という大阪の浄水場で、高度浄水処理をはじめたばっかりの頃、PRのために水道水をボトル詰めしてイベントとかで売ってたんです。今でもあるかしら・・。
高度浄水処理した水は、確かに黴臭さもなかったでしたね。
TodomatsuHouse
▽雀屋さん
ハウステンボスができたとき、超高性能の浄水器を導入して
海の水を真水に変える設備を用意したそうです
でも、水の旨味は、ある意味では微妙な不純物があるからとも思うんですよ
かび臭いのはごめんだけど