かぶる、ダブる
最近よく耳にする言葉で「かぶる」というのがあります
職場でも若い子達が口にしているし
先日見たテレビのCMで、ネットオークションで落札した服が友人と同じ柄だったときに
「かぶる」という表現をしていましたね
耳慣れない言葉ではありますが
前後の話の流れなどから意味は容易に察しがつきます
帽子を被ったり水を浴びたりすることではなく
「重複する・重なる」ということですね
ん? これってワタクシなんかは「ダブる」って言いますよ
ああそうか、語呂が似ているから意味が通じやすいし
その反面で違和感を感じるのでしょうね
それにしても、おかしな言葉が流行るものです…いや、ちょっと待てよ
「ダブる」ってのは「ダブル」という英語を日本語の動詞みたいに使っているわけですが
「かぶる」は「かぶさる」から転じたような感じですよね。だったら純然たる日本語です
おかしな言葉はむしろ「ダブる」の方なのかもしれません
ちなみに「かぶる」を検索したら
「TV業界の専門用語の1つで、重なる、陰になるという意味で使われます」
という説明がヒットしました
コメント
yattokamedagaya
これ、業界用語ではカメラと出演者の間に別の出演者が
入り込むような時に使うんですよね。本来の意味とは微妙に違う。
例の「お疲れ様」も業界用語ですが、本来は目上もそうでない者も
「ご苦労様」で良いのに、いつの間にか「お疲れ様」が
目上に使う言葉だということになって、秘書検定でもそれが◯なんですね。
日本語って、そういう発展していく言葉なんだと思うしかないんでしょうか。
TodomatsuHouse
▽やっとかめさん
これに限らず業界(専門)用語が世間一般で使われだすときは
元来の意味とはニュアンスが違ってくることって多いですね
…と書いていながら具体例が思い出せない (^^ゞ
「かぶる」って聞くと、フィルムに光がかぶったっていう
そちらの使い方を思い出してしまうのですが
デジカメ全盛になったらこれも死語になるんでしょうね