シュトゥルム・ウント・ドラング
「パソコンがインターネットにつながらなくなった、見てくれ」
数日前に父親からSOSが届いていたので、今日、実家に行ってきました…徒歩3分 (^^ゞ
ついでに海援隊のLPレコードを2枚持ってきました
昨日書いたように、かつては海援隊の大ファンだったのに
LPレコードはすべて実家に置いたままだったのです
この『風雲篇』は、ワタクシが初めて買った海援隊のアルバムです
それ以前にも『母に捧げるバラード』のシングルは持っていたのですが
単純に「博多弁が懐かしいなぁ」という程度の興味でしかありませんでした
が、これを聴いてすっかり海援隊のファンになったのでした
あ、今思い出したけど、その前にNHK-FMの『昼の歌謡曲』で特集したんだ
それで海援隊はこんな歌も唄っていたのかとレコードを探したのでした
大学の近くにあった中古レコード屋で見つけたのですが
髭を生やした武田さんの顔が引き締まっていてカッコいいです
前の持ち主の書き込みでしょう、バックミュージシャンや編曲者に但し書きがあり
ちょっとマニアっぽいですね(^^)
初期の傑作『故郷未だ忘れがたく』こそ前のアルバムの収録曲ですが
アルバム全体の完成度はこちらが素晴らしいと思います
やっぱりサードアルバムともなると落ち着きが出てくるというのでしょうか
熱意はあるものの玉石混交さがあるファーストアルバムと違い
アルバムとしての構成などにも巧さが表れてくるような気がします
他のミュージシャンでも、ワタクシが好きなアルバムを挙げると
それがサードアルバムだった、という人が何人もいます
このアルバムに収められた歌だけではありませんが
海援隊の歌のキーワードは「故郷を離れる」「風」「さすらい」でした
これがワタクシの心を捉え、彼らの歌を口ずさみながら
ユースホステルを泊まり歩いて旅するという学生時代になったのでした
いま、ユースホステルと書きましたが
それより一時代前にはワンダーフォーゲルというムーブメントがありました
未知の世界に憧れ、風吹く荒野を旅する
少なくともワタクシにとっては
海援隊の歌は若者が持つ永遠の憧れを歌にしたものだったのでしょう
結婚したときに、レコードをそのまま実家に残してきたのは
自分のライフステージが次の場面になったことを感じていたのかもしれません
あ、そうそう、父親のパソコンですが
「ネットワーク接続の修復」を試みても駄目
ADSLモデムの電源を一度落としてみても駄目
インターネット接続ウィザードをやり直しても駄目
駄目駄目づくしでしたが、頭にきてLANケーブルを一度抜き
もう一度カチッと繋いでみたら…直りました
どうやら、ちょっとした気分転換したかったみたいです