古本でこんなものを手に入れました

先日紹介した永島慎二さんのマンガを元に
市川森一さんが書いたシナリオ…つまりこれがあのNHKドラマになったのです

マンガの方は、それこそ何十回も読み返していますが
NHKドラマは放映時に一回見たきり、これを読むと
ずいぶん忘れてしまっていたことの多さに気付きます
それに結構オリジナルのエピソードもありますね

登場人物のキャラクター設定も
原作の登場人物を再構築したような感じです
たとえば、原作では三橋という画家志望の青年がいい味出しているのですが
ドラマでは画家志望の下川と、小説化志望の向井の二人で分担している感じです

　　余談ですが、原作に登場する「三橋」という名前は
　　永島慎二さんのアシスタントをしていた三橋誠という人の名前からきています
　　彼はのちに三橋乙揶というペンネームで作品を発表しますが
　　それよりもなによりも「シバ」という名前のフォークシンガーとして有名です

そんなわけで原作のマンガとこのドラマは
切り離して味わうこともできそうだったのですが
表紙や挿絵で使われている永島慎二さんのイラストを見たら…

森本レオが、下條アトムが、岸辺シローが
あの『若者たち』の世界に溶け込んでしまっています

新作の映画を見たいという気持ちがなくなってしまいました