いやぁ、いい一日でした

入り口です

この前の実況報告(?)でも書きましたが
今日は『かんなの湯』というところに行ってきました

2年ほど前に行ったときはまだ『アカシアの湯』という県営施設で
施設の充実とサービスの良さに「また来るぞ」と思ったのもつかの間
翌年閉鎖され、新しい経営者が決まって
去年の秋に『かんなの湯』としてリニューアルされたというわけです

『アカシアの湯』にあった地ビール工場はキッズルームに変わってしまいましたが
『かんなの湯』のウリは今流行の岩盤浴だそうです
実はワタクシ、まだ一度も体験したことが無いので興味深々なのでした


中に入り、下足室に行く前にまず入会申込書を記入します
最近はいろんな施設でリピーター対策として会員割引をやっているのですが
ここは通常だと1,200円のところが会員だと980円になるのですね
で、今は年会費100円のキャンペーン中なので
通りすがりの一見客でも会員になったほうが得なのです

フロントで料金を払い、リネンカウンターで岩盤浴の予約をします
10時半からの回を予約し、それまで入浴です
まだ10時前という早い時間のせいかもしれませんが
人もまばらで落ち着いた雰囲気です
ちょうど今はアジアンフェアだとかで
浴室にいるとシャワーやジェットバスの音が響いて気付かなかったのですが
露天風呂に入るとエキゾチックな音楽が聞こえてきました
インドネシアの音楽でしょうか、ガムランの音が心地よい響きです

露天風呂が並ぶ一角には薬草風呂があり、黄色いお湯の正体は高麗人参でした
お湯に浸かると例のツンとした独特の匂いが香ってきて
信州・上田の「薬用人参の天ぷら」が食べたくなってきます
それが無理ならロッテの「高麗人参ガム」でもいいぞ…もっと無理か


さて、いよいよ岩盤浴です
浴室の脱衣場で岩盤着に着替えて廊下で待っていると
お約束の時間になって浴室に案内されます。いっぺんに12人くらいが定員みたいです
低い衝立のようなもので仕切られたスペースにバスタオルを敷いて横になります
「最初はうつぶせになって7分間お腹を温めます」
係員に言われて腹ばいになったのですが、予想していたほど床は暖かくないですね
むしろ部屋全体が蒸し暑いので、岩盤に触れていない背中の方が熱いくらいでした

7分経つとBGMが一時的にピアノ曲に変わって、それを合図に仰向けになります
天井がまだらに光っていて、でこぼこに仕上げたところに仄かな照明を当てているから
そんな風に見えるのかと思ったのですが
どうやらプラネタリウム風に星空を模しているみたいです

脱衣場で服や荷物はロッカーに入れ、館内着で過ごす。岩盤着は吊るして汗を乾かせる

思ったほど汗をかかないので、このあと2回戦の予約もしようかなと思ったのですが
25分の時間の終わり頃になるとさすがに疲れてきたので
今回は初めてでもあるので1回でやめることにし、岩盤着を返却用のバッグに入れ
浴室のサウナでもうひと汗流します
ここの岩盤浴は入館料にコミになっているので予約さえ取れれば何度でも入れるのです
脱衣場にはハンガーがあって干しておけるようになっています


身体を洗ってさっぱりしたところで、ビール!
ワタクシ、ふだんはこういう立ち寄り湯ではアルコール類は飲まない
というより運転しているから飲めないのでありますが
今日は酔いが醒めるまでここにいる覚悟できておりますので
ジョッキをグイッ、であります
一気に飲んでしまったので、味わいながらもう一杯…は、さすがに駄目
そんなに飲んだら帰るまでに酔いが醒めません

ダイニングでは静かに食事ができる
ビールのジョッキはカメラを出す前にカラになってしまった

食事を終えて、すぐにもう一風呂というわけにも行かないので
館内で横になりたいところなのですが
大広間・中広間は「ねころび」「うたたね」と名づけられてはいるものの
きちんとテーブルが並んで、周囲には食事をしている人も多く
そこで寝るのはなんだか「お行儀が悪い」「ミットモナイ」雰囲気です
…簡単に言えば「オヤジ臭い」

で、見つけたのがロビーの奥にある休息スペースのリクライニングソファ
ちゃんとタオルケットも用意してあるじゃぁないですか
  大広間の入り口にはアイマスクが用意してあった
ほどよく背もたれを倒してヘッドホンで携帯音楽プレーヤーの曲を聴いていると...
いやぁ、すっかり身も心も休まりました

枕部分が大きいソファはスピーカー内蔵らしいが音楽は聞けなかった

で、最後にもう一回入浴して帰ってまいりました


妖しく光るPC…キーボードが使いにくかった

『かんなの湯』…気に入りました
我が家からの所要時間がおよそ40分くらいで、東松山の『蔵の湯』と同じくらいですが
最近『蔵の湯』はカルキ臭さが鼻について不快に感じるようになったし
混んでいるので、風呂だけ入ったらさっさと出てきたくなるのが落ち着かないんですね
そこへゆくと、こちらはダイニングも落ち着いた雰囲気で(食事のみの利用も可)
一日過ごしたくなる雰囲気がいいですね

最初にも書いたように
県営時代もリゾートホテルを思わせるような施設とサービスの良さだったのですが
地元の利用客はそれを覚えていますからね
民営化されたらそれ以上にサービスを徹底している感じです
大広間のアイマスクや、ソファのタオルケットだけではなく
屋外の喫煙所への出入り口には防寒コートを用意したり
館内あちこちにテッシュを置いたりと、細かい気配りをしています
支配人さんは常に館内のどこかでお客さんに眼を配ったり声をかけたりしていますね

館内あちこちにアンケート用紙があった
こまめに動き回る支配人

そうそう、ドッグランがあるという情報も得ていたんですよ
行ってみたら確かにありました
狭いという話も聞いていたんですよ
でも、これくらいあれば適度に身体を動かせていいんじゃない?
そう思ったのですが、ハタと大事なことに気がつきました
「外部から直接ドッグランに入る入り口が無い」
ドッグランは建物裏手のクールダウンデッキに面しているのです
ここにイヌを連れてくるのは、エントランスからロビーを通り抜けて?
小型の愛玩犬なら抱くなりキャリーに入れてこれるでしょうがサスケは絶対無理です
今度行くまでに調べておこうっと

ドッグランというよりは「イヌを連れて入れる庭」

お散歩犬のレンタルもあります

今回、行く前にこちらのブログ記事を参考にさせていただきました
お礼申し上げます

  ・おいちと紋次郎。の徒然交換日記
  ・カヌー犬がっくん




帰り道で、児玉の長泉寺に寄りました
通称「骨波田(こつはた)の藤」と呼ばれる県の天然記念物です
以前にも一度来たことがあったと思っていたのですが
まるっきりの勘違い、初めてでした
いやぁ、見事なものですね

  以前行ったのは同じ児玉でも「さざえ堂」でした
  そういや、その年は偶然だったのですが
  日本にある3つのさざえ堂(実際は他にもまだあるらしい)を
  全部訪ねてしまった年でした
  …別に仏教建築に興味があるわけではなかったのですが