涙は明日に~港

前の記事で「あの愛の歌を今唄いたい」はベスト3に入れたいと書きました
じゃぁベスト1は何だ? と突っ込まれる前に自分で書いておきますが
輝け!ワタクシが好きな杉田二郎さんの歌ベスト1位は「涙は明日に」であります

  ちなみに同点2位で「題名の無い愛の歌」「あの愛の歌を今唄いたい」
  「男どうし」が特別賞
  ランクとは別に、元気が出るので好きな歌が
  「人力ヒコーキのバラード」「エンドマーク(2'46")」
  …以上、ワタクシが知っている10数曲の範囲内での選曲です

なぁんてことを考えたら無性に聴きたくなってきました
強く印象に残っているバージョンは
『北山修/35才バースデー・コンサート』
北山さんとデュエットで唄っているやつですが
それはPCに取り込んでいなかったので、『30周年記念ライブ・絆』から

       涙は明日に
               詞:北山修  曲:杉田二郎

        きのう花束つんでたあの人も
        涙流しふるさとを捨てた
        昨日ラブレターもらって笑ってた
        娘も今つらい恋に泣いた
        時計の針は戻せない 帰っては来ない
        だけど君が泣くのは今じゃない
        涙は明日に 明日に

        きのう誰かの子守唄きいていた
        女の子も恋の夢をみるの
        きのう泣いてたあの子も母親に
        なっていつか子守唄をうたう
        めぐりめぐる人生さ帰っては来ない
        だけど君が泣くのは今じゃない
        涙は明日に 明日に

        空も海も泣いている帰っては来ない
        だけど君が泣くのは今じゃない
        涙は明日に 明日に


イントロのアレンジは今ひとつ好みではなかったのですが
歌が始まるとやっぱり聞き惚れてしまいます
やがて...

きたやまさんが作詞した別の歌がワタクシの頭の中に聞こえてきたのです


       港
               詞:きたやまおさむ  曲:坂庭省悟

        ぼくは港だ 手をふるよ 君は舟に乗る
        君の海原は 目の前に ひろがっているよ

         ずいぶん遠くまで来たけれど ここでお別れ
         さようなら ラララララ
         さようなら ララララ

        君はひとりだ 生きてゆけるか 涙を見せずに
        今度振り返った時は だれもいない だれもいないよ

         困っていても君の呼び声は 聞こえないだろう
         さようなら ラララララ
         さようなら ララララ
         さようなら ラララララ
         さようなら ララララ

昨年の2月10月に小室等さんの歌を聞く機会があったのですが
このどちらでも、小室さんはこの「港」を歌いました
で、歌を紹介する際に
「これは北山さんの娘さんが20歳になったときに作った歌だそうです」

…これで腑に落ちました

愛する人へ。…一見突き放しているようだけど
やさしく見守る愛の歌なのでした

しかしねぇ、「涙は明日に」ってジローズ時代の歌ですから
北山さん自身が20歳そこそこですよ
すごいなぁ

余談ですが、小室さんが「港」を知ったのは
昨年の1月に出た坂庭省悟トリビュート『やくそく』で
松田幸一さんが唄ったものを聴いたのが最初のようです
そう、これは聴いていて背筋がゾクゾクするほど良かった
それもすごく良かったんだけど
遺された省悟さんのマスターテープを再編集した『港 acoustic』も好きです