オートハープ(2007野反湖余話)

 

2007野反湖フィールドフォークコンサートのレポートですが
当初の予定を変えて最初に写真をアップしたら
自分の中ではそれで満足してしまい
コンサートの様子を逐一書こうという気が失せてしまいました
…これじゃ所信表明しておきながら辞めちゃったアノ人みたいですね

ま、興味がありましたらネット検索することで
他に行った人のレポートがヒットするかと思います
…無責任でごめんなさい

とはいえ自分なりの感想や思い出もありますので
昨年同様、「余話」という形で断片的にいくつか書いておこうと思います

まずは、そのひとつ...



Harp01.jpg

今年はオートハープが目立ったな、というのが印象に残っています
和尚ワタナベさんは昨年もカッコ良く演奏したのですが
今年は控えめに卓奏でした…客席から見上げると、手元が良く見えないのが残念です
オートハープの場合、卓奏すると手がクロスするので演奏しにくいんですよね
細かいテクニックが使えず、ストローク奏法が主になってしまうようです
で、もうひとつ卓奏の欠点があります
…知らない人から「大正琴ですか?」と言われてしまうんですよ (^^ゝ

そう言えば、しばらく前にテレビで『五つの赤い風船』を見たとき
西岡たかしさんも卓奏してましたね
手つきがなんだか音響の調整卓を操作しているみたいに見えましたが



Harp02.jpg

いつも後ろでパーカッションやスチールギターを担当している五十川清さん
ソロで、正面で、オートハープの弾き語りです
いつも他のミュージシャンや楽器の影に隠れている彼をこれほどハッキリ見られるのは
珍しい機会なのかもしれません

ところで、五十川さんが使っているオートハープは、元は坂庭省悟さんのものでした
省悟さんが亡くなった後、高田渡さんの手にあると聞いたことがあったのですが
その渡さんも亡くなってますからね…そうか、五十川さんが預かってたんだ
「私は今のところ無事ですから」
はにかみながら弾いたハープは、いいが音しました
このメーカーのオートハープはデザインが好きでワタクシも憧れています



Harp03.jpg

その省悟さんの弟である寛悟さんの隣でオートハープを弾いているのは
一緒に弟国ランブラーズというバンドで活躍されている小川一美さんです
こういう弾き方って、昔ながらのフォークソングみたいな感じがして好きです
カーターファミリーとか…
そう、『大草原の小さな家』で父さんが興に乗ってフィドルを弾き始める気分ですね
こういうのがフィールドフォークっていうんでしょう


「あなた以外にオートハープを弾く人って初めて見た」
隣に座っていたツレアイにそう言われました
…しまった。これでワタクシがとんでもない下手糞だということがバレちゃった (^^ゝ

「ご自分のオートハープ、今日は持ってきてるんですか?」
丹下靖さんがそう声をかけてきたときはドキッですね
まぁ、ずっとコンサートを見ていて、終わったら片付けたり打ち上げたりで
ワタクシのオートハープはケースに入れたまま
最後までクルマから降ろすことはありませんでした

もちろん、出していたら大変な恥をかいていたはずですよ、きっと

…それにしても21キーのオートハープが欲しいなぁ