電話が不通でした
昨日、ワタクシの住む町では
下水道工事の際に電話ケーブルを切断するという事故が発生して
土曜日の朝から(おそらく)日曜日の明け方まで一昼夜電話が使えませんでした
最初はそういうことになっているとは知りませんからね
仕事場にいるワタクシにツレアイの携帯電話からメールが届いたわけですよ
「電話が使えない」と
てっきり家の中のADSLモデムが故障したかと思うじゃないですか
それでまぁ帰宅してモデムを見たら、ランプが点滅している
…のですが、マニュアルの「こんなときには?」には載っていないパターン
で、問題を大本からたどってみようと
壁のモジュラーコンセントに直接古い電話機をつないでみたのですね
FAXやらコードレス子機がついたのが故障したときの非常用に
商用電源を必要としない単純な奴を残してあるのです
そしたら全然発信しないじゃないですか…こりゃ、家の外だわ
で、外に出て軒先を見たけど電話線はつながっています
テロリストが我が家に侵入する前に切ったわけでも
カラスがぶつかって切れたわけでもなさそうです
じゃぁもっと大本ぉ?
NTTに電話して問い合わせてみよう
あれ? 固定電話なら「113」だけど、携帯電話からかけるのは何番だ?
電話帳はどこだ? ふだん紙ベースのを使わずにネット検索しているのですが
そのネットはADSLだから電話と同時に使えなくなっているのです
ようやく電話帳を探し当て、故障問い合わせ係にかけて症状を説明すると
「そちら様の地域ではケーブル事故がありましたので、その影響かもしれませんね」
今にして思えば、朝から事故で大騒ぎになっているのに
夜になってからノコノコ「電話がかかりません」といってくるボケ、と思われたかな
まぁきっとそのせいだろうと納得して、近所に住む両親の家に携帯からかけてみたら
やっぱりつながりませんでした(外からかけると「話中」状態)
でもって携帯宛てにかけると、ふだん外出するときしか使わないのが繋がって
「今日は朝から電話が使えないので、いちおう携帯の電源を入れてあるんだよ」とのこと
なんか言外に「アンタ今まで知らなかったのぉ?」というニュアンスがあったような…(^^ゞ
でも考えたら、ワタクシふだん家に居て電話を使うのは月に数回くらいですよ
そのときも自分からかけるときは携帯を使うことがほとんどです
だって主な相手の電話番号を登録してあるし、無料通話がたっぷり残っているから
今回はツレアイが実家に電話しようとして不通に気がついたのだけど
それでもなかったら、ネットが繋がらないという点にしか
思いが及ばないのではないでしょうかね
そして思ったんですけど、昔だったらこういうとき
隣の家に「ウチの電話がヘンですけど、お宅は大丈夫ですか?」などと
声をかけて訊いてみたような気がするんですよ
昨今はコミュニティが希薄になって、それぞれが直接NTTに問い合わせる
自分を含めて、そんな社会になっているような気がします
窓の外から歩いている近所の人の会話が聞こえてきて
なんか電話がヘンなことになっているらしいということを知る
本当はそういうコミュニティが防犯という面においても強いのでしょうね
まぁ、これはウチが袋小路の奥に住んでいるから聞こえてこないだけで
夕方両親のところに行ったら、そういう状況はあったそうです
それはそうと、個人発や個人宛の通話は携帯電話があるからいいけど
固定電話で仕事をしている人は大変でしたでしょうね
会社関係は休みだったところがが多かったかもしれないけど
宅配ピザ屋さんなどは売り上げ激減だったしょう
そもそも店舗がどこにあるかさえ知りませんからね
自転車に乗って注文しに行けるかどうかも判りません
こういうのの補償ってどうなるんですかね?
「電話が不通にならなければ」「いつもの土曜日だったら」という
肉屋(レバー)魚屋(タラ)の補償は根拠のある金額が明示できなければ
難しいのではないでしょうかね
せいぜい電話の基本料金を一日分まけてくれる程度?
考えてみればNTTも被害者なんですよね
自分のところの設備を壊されて、お客さんに多大な迷惑をかける羽目になってしまう
復旧のために予定外の人員を確保して作業しなくっちゃならない
苦情を浴びせられながらね
もちろん、このツケはNTTから市役所、そして最後には工事業者に回るでしょうが
かなりの部分をNTTがかぶるしかないでしょうね
当然ながら我々エンドユーザーはそれ以上に泣き寝入りです
NTTも被害者なのは理解してますが、でも、ぜひやって欲しいことがあります
せめて「おかけになった電話番号は、回線事故のために現在不通になっています」と
電話を掛けようとした相手にアナウンスしてほしいんですよ
ワタクシも携帯電話から試してみましたが
掛けようとした相手には話中音しか聞こえないんですよ
たとえばさっきのピザ屋さんだったら
「なんだこの店、何度かけても話中だ。こんな店にはもう金輪際注文しないぞ」
そう思われてしまったら、昨日どころか今度の土曜日だって売り上げ激減ですよ
いや、ピザ屋さんならお客も同じ生活圏ですから、事故の話を知る機会もあるでしょう
そういう事情だったんだなと誤解を解くチャンスだってありますが
ビジネスによっては九州や北海道、あるいは外国からかかってくる電話もあるんですよ
この機会損失は算定できないから補償の請求もできません
コメント
やっとかめ
電話の不通や停電なんて今はほとんどありませんからね。
以前白金に住んでいた頃、夜に事故で停電になったことがあって
その時は色々な家や集合住宅から玄関前にゾロゾロ人が出てきて
皆「どうしました?」というような会話をしていましたよ、僕も含めて。
何だか田舎のような良い雰囲気でした。
何かあった時は都会でも協力してやって行けるのかな、なんて思いました。
今住んでいる所ではどうだかわかりませんけどね、否定的です。
まつお
▽やっとかめさん
停電の晩に、人々が自然に広場に集まってきて
焚き火を囲むようなコミュニケーションが復活する...
すごく素敵だと思います
昔、そんな話を星新一の短編で読んだような記憶もありますね
(でも、オチは復旧したらよそよそしい町に戻った、だったかな)
普段目立たない人が冷静にリーダーシップを発揮したり
逆に、やたらパニクる人がいたりで
自分はどっちかな…