ロウソクの科学
去年これを買ったことを思い出し
あわててロフトから引っ張り出してきました...クリスマスピラミッド
じっと見つめていると、心がなごみます
ムービーはこちら
以前、『ろうそくラジオ』というものを持っていたんですよ
ロウソクの炎で発電してラジオが聞こえるというシロモノです
この話、前にも書いたような気がするのですが
このブログや、かつてのウェブサイトを検索しても出てきません
いったい、どこで書いたんだっけなぁ?
最初はね、クリスマスピラミッドや走馬灯のようなものを想像したのですよ
つまり、熱気流で風車をくるくる回し、それで発電するのだろうと
ところがどっこい、実物はぜんぜん違いました。もっと科学的
「熱発電素子」というものがあって、それをロウソクの炎で熱すると
直接電気が湧いてきてラジオを鳴らすことができるのです
商品としてはランタンをかたどっていて
つまりキャンプや災害時に便利だよ、というノリのようですが
正直なところ今はロウソクより電池のほうが入手しやすいですから
実用的だとは思えません。一種の科学オモチャだと思ったほうがいいでしょう
で、科学オモチャとしてみた場合、ブラックボックスが多すぎる
…ワタクシにはそう思えます
つまり風車で発電するのなら軸が回ってコイルが磁石の前を動く様子が判るのですが
熱発電素子だと何も判らないのです。炎であぶっているだけ
ラジオの選局がいちおうバリコンを使っているのでしょう
欲を言えばバリコンの動きが見えたらいいのですが
指先での微妙な動きで変化するのがせめてもの楽しみです
これがPLLシンセサイザでボタン一発じゃ味気ないですよ
実用品としては役に立たないし
オモチャとしては「ときめき」が少ない
不思議なオモチャではあるんですけれどね
…結局、一回試したきりで手放してしまいました
これを紹介したブログ記事を見つけましたので、TBさせていただきます
コメント
あーみぃ
題名見て「そりゃ通名だろ」って思ったら
今は「The Chemical History of a Candle」は
「ロウソクの科学」って翻訳されて出版されているんですね。
ずっとあれは「ロウソクの語る科学 」だと思っていました。
ところでこの「ロウソクの科学」って
Michael Faraday博士が1861年に行われたクリスマス講演ですね。
奇しくも明日はクリスマス・・・と言うか、だからネタ(笑)
ちなみに、「ロウソクラジオ」
我が家も押し入れの腐海に埋まっております(爆)
まつお
▽あーみぃさん
子供の頃読んだ旺文社文庫も『ロウソクの科学』でしたが...
でも『ロウソクの語る科学』という題名は重みがあっていいなぁ
それはそうと「クリスマス講演」というのに気づいてくれてありがとう
一応そこまで考えた洒落で題名をつけたもので
今日はすべてが報われた思いです
kai_yamamoto
TB有難うございます。
風車付きとは中々興味深い一品ですね。
まつお
▽kai_yamamotoさん
こんにちは
手元に「ろうそくラジオ」の画像がなかったのでTBさせていただきましたが
自分自身でも久しぶりに懐かしく拝見しました
熱から直接電気が得られるのは、実際はお湯を沸かすだけの原子力発電より画期的だと
そう思ったのですが、原理は古くから判っていたらしいですね…知らなんだ (^^ゝ
不思議なラジオと言えば
子供のころ友人が見せてくれたゲルマニウムラジオもそうですね
電池も使わず、こんな簡単な構造で聞こえてくるなんて...
http://watacchi.com/denpa/vol-7.html
ところで友人のラジオはワニ口クリップで導線を水道管につないで使ったけど
あれはアースをとっていたのかなぁ?