ふたたび、散蓮華

 

これは「レンゲ」ちがい

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今日のお昼は仕事場を出てラーメン屋に行き
そこで「ラーメンと半チャーハンのセット」を頼んだのですが...
運ばれてきた器を見ると
ラーメンとチャーハン、それぞれにレンゲが付いております

「これって無駄じゃねぇの!?」

ラーメン用とチャーハン用で形や大きさが違うわけでもなく
いちいち使い分ける必要もないと思うんですけどねぇ
それにラーメン自体は箸で食べるわけですから
こう食器ばかりあっても邪魔です
さっさと1本は丼の向こう、テーブルの上に寝かして置きました

これがファミレスみたいなところで
ラーメンとチャーハンをそれぞれ単品で頼んだのだったら
レンゲが2本来るというのも「さもありなん」ですよね
ああいう店ってオペレーションマニュアルがキッチリ決まっていて
盛り付け方なんかも写真と照合して、漏れが無いようにチェックしたりするから

でもね、こちらは「セット」で頼んでいるのだから
1本にまとめるのが気配りってもんじゃないですかね
某ラーメンチェーン店で同様のセットを頼んだときも
やっぱり2本付いてきました
...マニュアルの不備だと思うのはワタクシだけでしょうか?


で、ふと思っ...いや、しばらく前から思っているのですが
最近のラーメン屋って、どこに行ってもレンゲが付いてくるようになった
そんな気がしませんか?

いや、ラーメン屋だけではありません
うどん屋もレンゲとか、木でできたお玉が付く店が多くなったように思うのです

こちらもぼんやりと出されるままにそれを使い
上品にスープや出汁を飲んだり、底に沈んだ切れっ端を掬っていたのですが
もともと庶民食であるラーメンやうどんをチマチマお上品に
テーブルマナー教本みたいな食べ方をするのは却って貧乏くさいのではないか
両手で丼を持ってぐぶぐぶと飲み干すのがむしろ正しい食べ方で
ラーメンや作り手に礼を尽くすことになるのではないか
...と、そこまで大袈裟に考えたわけではありませんが
このところスープは丼から直に飲むように心がけております

伊丹十三監督の映画『タンポポ』の一シーンだったと思いますが
食堂の客が皆、丼を手に持ったままテーブルに置かずに食べているのを見せ
主人公の山崎努さんが「なぁ、本当に美味しいものは離さない」
みたいなセリフを言っているのを、ときどき思い出すんですよ

...あ、こんなラーメンはワタクシだって丼には口をつけませんよ

佐野に小室さんのライブを聴きに行くと
帰り道の、ちゃんと道路の左側(笑)にあるんですよね
いわゆる「佐野ラーメン」はあまり好みではないから
ここに寄ろうかとも思うのですが...結局そのまま帰宅しちゃってます

この店ってチェーン店で、ウチの近くでは太田にも出店してるようで
ツレアイと「一度行ってみようか」と言いながら果たせないうちに
最近では本庄にもできたみたい