夏休みの初日は

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久しぶりに青空を見たような気がする

散歩から戻って朝食を摂った後、陸運支局に行ってきました

5月に亡くなった父が乗っていたクルマ、我が家が引き継ぐことにしたのです
といっても、こちらも免許保持者の分だけクルマがあるのですが
6年半乗ったツレアイの軽自動車を手放すことにして...

  古さから言えばワタクシの車が8年弱、12万km超なのですが
  使い勝手がいいので手放せません

もちろんツレアイにだって自分のクルマに愛着があり
手放すことに未練を感じたのでありますが
1年半新しいのと、ナビ搭載というのに心が揺れました(笑)

規定では名義変更は15日以内にしなくてはならないそうですが
遅れても特に咎められないようなので、仕事が夏休みになるのを待って実行です


陸運支局、正式名称『熊谷自動車検査登録事務所』は
ワタクシの家からクルマで10分ほどのところにあり
通勤で毎日そばを通るのですが、中に入ったのは初めてでした


広い敷地の中に国交省や県の建物、検査場などが点在しているのですが
目的に応じて向かう建物や回る順番などが判り易く案内板に表示されています
ユーザー車検や遠方からの業者さんでもまごつかない配慮ですね

  余談になりますが、ワタクシの仕事場ではリース車を使っております
  リース会社もなるべく安いディーラーから車を買おうとするため
  時には名古屋のディーラーが埼玉まで納車に来ます
  仮ナンバーで走ってきてここで登録し、納車後は新幹線で帰社
  ...それだけコストをかけてもまだ利益が出るんだ

さてワタクシも案内板に従ってA棟に...
と、入ってすぐの壁に「申請書はC棟、B棟で売っています」

いったんC棟に入って必要な書類と申請手数料分の印紙を買ってきます
書類が25円、印紙が500円
ちなみに、領収したのは(財)関東陸運振興財団熊谷支部という団体でした

A棟に戻って買ってきたOCR用紙に必要事項を記入し
こちらから用意して行った書類と併せて提出します
納税証明とリサイクル券はすぐに返してくれました

ふつう、名義変更の際には前の所有者の譲渡証明書が必要なのですが
今回の場合、死んでいますので証明書が発行できません
それで相続人一同の連名による「遺産分割協議書」というものを用意します
つまり、みんなで相談した結果
ワタクシがクルマを相続することに同意したという合意書ですね
全員が実印を押しますので印鑑証明もそれぞれ用意して行ったのですが
「相続される方の分だけで結構です」と、ワタクシ以外の分は返却

で、相続人は本当にここに書かれた人間だけなのか? という疑問を持つ人がいます
それを証明するために、故人およびそこに関わる子供や親兄弟の載った戸籍謄本が要る
これについては改めて書くつもりなのですが
キチンと揃えるのは面倒くさい作業になります
それでもワタクシはちゃんと新潟市西蒲区長の証明する
明治18年生まれの祖父の名前が載った謄本まで用意して行ったのですね、コピーと原本

熊谷自動車検査登録事務所の受付の人はそこまでは必要としなかったみたいで
父と配偶者、子供たち...つまり今回相続人として名乗りを上げた人間の分だけ
それのコピーを受け取って後は返却

そうやって必要な書類を吟味して渡した後、カウンターを離れて待つこと数分
名前を呼ばれてカウンターに行ってみると新しい車検証ができておりました

クルマの名義変更、正式には『移転登録』が終わったら
再びC棟に行って今度は税金関係の手続きです
車検証を見ながら「自動車取得税・自動車税申告書(報告書)」を記入します

今回は中古車を、無償で相続したわけですから取得税は非課税になりました
自動車税については数年前に法改正があって
新所有者の月割り納付がなくなりました(旧所有者の月割り還付もなくなった)ので
この場で納める税金はありません...だから「(報告書)」ですね


ネット社会はありがたいもので
事前にこういうサイトなどで必要書類や手続き方法などが判りました
まぁそれでも地域や事務所によってローカルルールが違っていたりしますけどね
現地で多少まごつきながらも所要時間は約30分でした

手続きを終えて駐車場に戻ると、場内にはクルマの数が増えています
他県ナンバーも割りと見受けられます
初めて来たから比べる対象が無いのですが
やはり多くの企業が夏休みに入ったせいでしょうか
ツナギを着たりネクタイを締めた「プロ」らしい人が少なく
カジュアルウェアやTシャツ姿の「アマチュア」っぽい人が目立ちます

期限が決まっているうえ整備が伴う「車検」はともかく
引っ越してきたり、クルマを譲り受けたりの「変更登録」や「移転登録」なら
書類さえ整えばいいので「役所はやっているけど自分は休みの日」に
ちょっとやってみようという気になるのかもしれませんね

午前中はこのあと、父が口座を持っていた金融機関を回って
相続預金の払い戻しや解約についての必要書類の確認をしてきたのでした
...金融機関ごとに独自の書式で用意してますからね。それを貰い集めることからです