ファストフード

 
昨日、スターバックスが苦手な理由をつらつら考えたわけですが
これはファストフード全般に対して言えるのではないかな、と気が付いたのですね
つまりマクドナルドやミスタードーナッツや、サーティーワンも苦手である、と

一般的にああいった店は、カウンターで注文を申し述べる
というのが共通スタイルであるわけですが
お客が皆タウンターに向かうということは、つまり「公共の場」なのであります
公共の場ということは、他人に迷惑を掛けてはいけないのでありまして
つまり、後ろの人を待たせないようにテキパキと注文を申し述べる必要があるのです
そしてもちろん、カウンターの向こうにいるおネエさんを待たせてはいけない

ですからワタクシはいつもカウンターの前に立つ前に
他の人々から一歩下がったところに立ってメニューを見ながら
今日は何を食べようかを考え、そしてそれをつっかえずに言えるよう
頭の中でリハーサルというか、オーダーのシミュレーションをしているのです

ところが慣れないアルバイト店員が「ご注文が決まりましたら」という言葉を省略して
「お客様、こちらへどうぞ」と言うから、慌ててしまうのですよ
その昔、デパートの大食堂では店の外で蝋細工のサンプルを見てじっくり選んでから
中に入って食券を買ったものでしたが、今どきのアルバイト店員はそんな時間をくれません
まだ充分にリハーサルが終わっていないのに、いきなり本番のセリフを言わねばならないのです
そこへもってアルバイト店員は「店内でお召し上がりですか?」「ポテトはいかがですか?」
などとアドリブの受け答えを要求するのです...アセッちゃいますよ

  ここまで書いて気が付いたのですが
  とにかくワタクシは「相手を待たせてはいけない」
  というのが気持ちの根底にあるみたいです
  スーパーやホームセンターで買い物をしていたって
  レジで並んでいるときから頭の中で買った品物の合計をして
  財布からお金を出して用意しているもんなぁ
  最近では携帯電話の中に「Edy」「nanaco」「Suica」「VisaTouch」を入れて
  釣り銭のやりとりが無いようにしているし...

まぁそういうわけで、メニューが豊富なファストフードの店で
ましてや「ミルク熱め」だの「つゆだく」、「ピクルス抜き」なんて
コミ入った注文なんかとてもじゃないけど申し訳なくってできないのです
こちらもよく選びきれてないところにもって
そんなにオネエさんを煩わせてはいけないし、次の人だって待っているんだから
...パニックです

だからワタクシ、ファストフードは苦手なんです
オーダーするのが苦痛なのです

立ち食い蕎麦の店で「オバちゃん、かけソバッ!」
...こういうのは気が楽でいいんですけどね