滝澤病院・病院祭~こころ・元気に~

 


リハ見て ライブ聴いて 盛り上がって打ちあがった翌日(26日)
例年のごとく、土産買って 温泉入って 蕎麦食って...
イヌ連れ旅ならこのあとドッグランというのがお決まりのコースなのですが
今回はワタクシと息子の二人旅なので別のところに行ってみました

  余談になるけど、クルマ変えたらサスケのドッグキャリーが積めなくなった
  これから家族旅行や森林公園に行くの、どうしよう?

上田市内、といっても旧・丸子町、しなの鉄道・大屋駅近くに
滝澤病院という精神科の病院があります
そこで「地域の皆様とふれあい、精神科病院を知ってもらおう」という趣旨のもと
病院祭を始めて第3回目だというのです

そんなところに地域外に住んでいるワタクシがのこのこ行っていいものかと
チラリと思ったけど、まぁ30年来このあたりに遊びに来ているのでいいじゃないか (^^ゞ
というわけで『ふるさとの草笛』から約10分、海野宿を通り抜けてやって来ました


第一印象は「大規模な幼稚園」って感じですかね
ちょっと古い病棟(床が板張りだったりします)、大きな柳の木がある広い運動場
中庭にはテントが張られ,食べ物屋台や草花の模擬店が並んでいます
なんだか懐かしさを感じるたたずまいです
体育館と一緒なった建物は、作業療法に使うホールなのでしょうか
レザークラフトの体験コーナーもありました


患者さんの制作した作品が並べられ
関係者が不要品を持ち寄ったのでしょうか、バザーも開かれるなど
まさに「病院祭」なのですね

学園祭と違うところは病気や健康に関する展示があることで
AEDの体験コーナーもあったので、実際に機械や人形を使って操作を教わってきました
時間がなくてできなかったけど、統合失調症の幻覚をバーチャル体験できる装置もあり
肩こり解消の電位治療器にあたるよりも、こちらを体験してくればよかったと
これは後になって残念に思いました
ちょっと身の回りに言動の怪しい人がいらっしゃいまして
疎ましく思ったり避けたりしないで、理解する一助になればと思ったのですね
ま、他にもいろいろメンタルヘルスなどのパンフレットや冊子があったので
いくつか貰ってバッグの中に入れてきました。後でゆっくり読もうっと



ところで、何でまたそういうところに行ったのだと
いぶかしく思う人もいらっしゃることと思います。ごもっともです

病院祭のイベントとして、地元小学生や同好グループの合唱やダンス
著名人の講演等というものもあったのですが
その最後に、小室等・こむろゆい・谷川賢作...つまり前夜の3人がここでも演奏するんです

  ちなみに、この3人組は「ラニヤップフル」と称するそうです
  前の週は群馬・桐生で俊太郎さんが加わって「W親子」
  ゆいちゃんが抜けると「こむ・俊・賢」だとか

コンサートの時間が来たので体育館に移動します
最初は前のほうが空いていたのですが、途中から患者さんでしょうね
車椅子に乗った老人たちが看護師さんに押されて次々と入ってきます
中にはテンポが合わない手拍子を始める人もいたりするのですが
そういった人たちの反応をうまく自分の音楽に取り入れてゆく
これまで度々ライブのMCで語ったり著作の中で書かれていた
即興の精神、小室さんのライブなんですね

そんなわけで、この日もまた「鑑賞」ではなく
ノリを楽しむコンサートでした