量り売りハンバーグ
もうずっと何年も前から温めているレストランのアイデアがあります
まぁ頭の中で思い続けているだけで、実際に開業する気もないし
誰かに勧めてアイデア料を頂戴しようとも思っていませんので
ちょっとここに書いておきます...すでに実在しているかもしれませんね
端的に言いますと、表題に書いたとおりのハンバーグ専門店です
「量り売り」という言葉がヘンだとは自分でも認識していますが
どうもワタクシの貧弱な語彙では他の言葉が見つかりません
要するに「お客さんのお好みの大きさ(重さ)のハンバーグを提供する」店です
50グラムから1キロまで、1グラム単位でお作りします
オーダーカットのステーキ屋さんは実際にあって
お客さんの注文した重さを肉塊から切り出してくれるわけですが
それに較べたらずっと簡単だと思います
ボウルに入ったハンバーグの種を掬って捏ねるだけですから
多い少ないの加減は自由自在ではないかと思うのですね
で、1グラム単位で注文できるわけですから
お値段も1グラム単位で変動する、といいますか重さに完全比例する
というのがこのレストランの売りなわけです
1グラム=1円でペイするのかしら?
その日の予算やお腹の減り具合でオーダーできるハンバーグ屋さんですね
とまぁ、こんなことをずっと思っているうちに世の中が進歩しましたので
「メニューをタブレット端末にしたらどうだろう?」と思い始めました
シミュレーションできるメニュー兼オーダー端末というわけです
まずハンバーグの大きさ(重さ)を決めます
食べたい重さを入力するとそのサイズの画像が出るわけです
大きさを変化させると画像のハンバーグも大きくなったり小さくなったりします
「決定」したら、次はソースの選択です
ペッパーソース、照り焼きソース、家庭料理風にケチャップもありです(笑)
もちろんソースに合わせて画像も変化します
タブレット端末ですから、ソースごとに違った追加料金を設定しても
たちどころに合計金額を計算して脇に表示します
追加料金といえば、トッピングや付け合せも選べるようにしてもいいですね
で、ハンバーグの大きさが自由自在なのですから
サラダはサラダバー、ごはんは食べ放題で空っぽの皿や茶碗を提供します
サービスコーナーに行って自分で好きなだけ盛ってくださいと
さて、気づきましたか?
このレストラン、お客さんが自分で食べる量を決める仕掛けになっています
ハンバーグはもちろん、サラダやごはんも
ですから、責任を持って食べていただきます。食べ残し厳禁です
どうしても食べ切れなかったらどうするか、って?
仕方ありません、おみやにしてお持ち帰りください
テイクアウト用のドギーバッグは1,000円で販売しております
なぁんてレストラン、誰か作ってみませんかねぇ
コメント
エンドウマメ
びっくりドンキーでは、たしか150gと300gを選べると
聞いた事があります。 でも、もう少し細かくサイズ化して
欲しいですよね。 ハンバーグ以外に、白身フライやエビフライが
付いてたらうれしいなぁ。 単品では、重いかも知れませんね。
まつお
▽エンドウマメさん
30年くらい前に、あるユースホステルで聞いた話があって
腹を減らした常連の泊り客に直径30センチくらいのハンバーグを出したら
ふだんは5分と黙っていられないお喋りの彼が
一言も発せずに夢中になって食べきったそうです
どうやらこの話がアイデアの根底にあるような気がしています
とにかく大きなハンバーグが食べられるというのが元々のコンセプトなんですね
で、単なる「メガ盛り」じゃつまらないから、「好きな大きさで食おう」と
だから、アイデアを膨らませていったら
逆に自分の思いから遠ざかって行くような気もしてきました
でも、たしかに付け合せが無いと、食べにくいですね(笑)