ゆっくりと流れる時間

 


日曜日(22日)の午後、ツレアイのクルマを定期点検に出しに行き
最初は一人で行って本でも読みながら待っていようと思ったのですが
ツレアイの体調もまぁまぁだったので一緒に家を出てゆき
クルマを預けて、ワタクシのクルマで『SPACE 結』に行ってきました
ちょうど前の日から木工家・井崎正治さんの作品展が始まっていたのですね

実はワタクシ、この人の木彫作品が好きなのであります
上手く言葉ではいえないのですが、波長が合うというか
なんだか見ていてホッとする気分になれるのです
  ぽっちゃりした体型のキャラクターに親近感を抱く
  ...ということは無いと思うのですけどね (^^ゞ


それなら購入してずっと手元に置いておけばいいじゃないかと思われるでしょうが
我が家にあの人形や版画の額が飾られてるという情景が想像できないのですね
雑然とした部屋にはとても似合いそうになく
ワタクシをホッとさせてくれる「気」が漂ってくるとは思えないのです

それでまぁこうやって作品展に足を運んで...と年に一度の機会を待たなくても
ふだんから『SPACE 結』には久保田さん所有のものが2体、いつもあるんですけどね

このところ週末は病院から一時帰宅していたツレアイの送り迎えや
買い物などで時間もともかく、気持ちもなかなかのんびりできなかったのですが
井崎さんの作品を前にして久保田さんや典子さん(奥さんですね)
しばらくぶりにおしゃべりを楽しんできました。この時間が何よりですね


 

ところで、今回も木彫りの人形だけではなく
椅子やテーブルといった家具から額や机上の物入れなどの生活雑貨もあるなかで
ちょっと目を惹いたのが、ガラスの素通しになった額(枠?)でした
井崎さんが外国に行った際に「押し花を飾る額」を見て
それをご自分で作ってみたということですが
押し花に限らず、この展示のように生の葉っぱを挟んでも素敵ですね
これまた大変気に入ってしまったのですが
我が家でこれを置きたくなるような窓際が思いつかない
...あ、あそこは朝日が柔らかく入ってくるぞ...でも、洗濯機の後ろじゃなぁ (^^ゞ

それはそうと、この額を見て、どこかで似たようなものを見た記憶があったのですが
翌日、ふとしたことから思い出しました...神棚なんです
埼玉県神社庁が5年ほど前に「未来の神棚デザインコンテスト」というのを催しまして
そのときの優秀作品2点が『いのり301、501』として製品化され、頒布されているのですね
我が家の神棚といえば
「小さな神社がある暮らし」キャンペーンの懸賞で当たったお札立てですから
こういう洒落た神棚もいいなぁと時々思い出していたのですが
井崎さんの『押し花額』(勝手に命名してしまいました)を見て神棚を連想したのは
デザインもさることながら
この空間が、柔らかな優しさと、それでいて凛とした
そんな空気で満たされていたからのような気がします

昨年の作品展の記事はこちら ⇒ クリック
   
~木の仕事・絵の仕事~ 井崎正治展
2012.7.21~8.5 11:00-18:00
入場無料
会場:時遊空館 SPACE 結

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問い合わせ先:大泉生活文化研究所
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