あの日の続き
5月の終わりに友人...というよりはお世話になった人というべきかな
学生時代に北海道の旅先でいろいろ面倒を見てもらった人が亡くなって
その彼を偲んで集まろうと友人から声がかかったので
おとといの土曜日、仕事を終えたその足で新宿に駆けつけました
なぁんて書くと、いつぞやの皆既月食の晩みたいな話になってしまうのですが
実は集まったメンバーがほぼ同じなのでありました
というわけで1年半ぶりですからお互い顔は判っているし
しかも今回は予約をした居酒屋に集合でしたので再会に不安はありませんでした
とはいうものの今回、大阪からやってきたO氏は
年賀状の写真で知っていても往時の面影がうかがえませんでした
回帰月食の日の集まりでも感じたのですが
20年ぶり30年ぶりの再会で
「懐かしい」という感情が湧いてこないのです
せいぜい「やぁ、しばらく」といった感じなのですね
もともと北海道に入り浸っていた旅仲間ですから
夏休みに会って冬休み春休み、あるいは次の夏休みに再会するような
その程度のブランクで会っているような感覚なのですね
うわぁ、懐かしいなぁ! 今どうしてるの?
と言うよりも
お、ええとこに来たなぁ。パチンコに行こうかと思ってたんだけど一緒にどう?
なんてセリフのほうが合うような、そんな気分なのですね
そのまんま、あの日の続きを始められそうな感覚なのです
あの日に戻るんではなく、「今」の自分として続きが始まりそうな感覚
ワタクシは同窓会というものに出たことはないのですが
あれもこんな感覚になるのでしょうかねぇ
コメント
トチロウ
面影は変わったとしても
人は変わっていない
だから
「あの日の続き」
となるのでしょうか?
まつお
▽トチロウさん
これは自分だけの感覚なのかもしれませんが
「懐かしいなぁ」「ご無沙汰してました」
という30年の空白期間を意識することなく
かといって「無かったかのように」無視してるわけでもなく
ブランクがあったことを認めたうえで
まるで昨日も会っていたかのように「つながって」しまうのです
ワタクシはよくYHに泊まり合わせた人たちの団結力を
「一匹狼の群れ」と表現しますが
どうもこのあたりの考え方に通じるところがあるような気がします