国立競技場の思い出

 


いよいよ国立競技場が解体されるようですね
建て替え後の競技場について
絵で見る限りではSF未来都市っぽくてカッコいいけど
実際の風景の中に建ってみると場違いって気がしそうです
だって普通の住宅やビルの完成予想図だってそうでしょ
絵と実物は違うし、既存の周辺施設は未来的じゃないですもん
...ま、それはともかく、今の国立競技場

ワタクシはスポーツに興味がないから
どの駅で降りてどう行けばいいのかさえ判らないと思っていたら
これまでに一度だけ行ったことがあるのを思い出しました
大学の体育祭です...ただし、やっぱりどう行ったかまでは思い出せません

ワタクシの行った大学は、総合大学を標榜しているけど
実際は単科大学の集合体みたいなもんで
学部ごとに独立して各地に分散していたのですね
だから学部が違えば隣接する他校よりも縁が遠いような関係なのですが
なぜか体育祭はいくつもの付属高校から幼稚園まで含めて全学規模で行ったのです
  付属幼稚園の存在をこの日まで知らなかった (^^ゞ

もちろん全員が参加してトラックで徒歩競争や、フィールドで綱引きをやるのではなく
開会式で代表選手により入場行進と陸上競技なんかを行なって
われわれ一般学生は観客席から見るだけなんですね
体育祭に行くと体育の授業2回分の出席扱いになるって言われて動員されたわけです
だから、最初は席に座って見ていたけど、適当なところで帰ってきたんだろうなぁ

  体育祭のことを思い出したら『幸福の黄色いハンカチ』を連想したから
  帰りに新宿でこの映画を見てきたのかもしれません

あ、体育祭って言っても陸上競技だけではなくって
バレーとかバスケットとか、いろんな種目があって
最初は各学部でゼミやサークルなんかの有志がチーム作って予選やるんですよ
で、代表が全学の体育祭に出るわけなんですが
都内を中心に分散している各学部のグラウンドやら体育館を使って
一週間くらいかかってやっているんですね
なんか、オリンピックみたいです
もちろん、その間も普通に授業やっているからわれわれは学校行って
掲示板の貼り紙で競技の結果を見たりするんですが
もともとスポーツに興味ないから体育祭やっていることさえ忘れてしまって
「あ、まだやってたんだ」なんて思ったりしたもんです(笑)

体育の授業があるのは1年生の時だけですからね
だから国立競技場に行ったのは一度きりです

  ちなみに、大学の入学式は日本武道館で行われて
  武道館に行ったのもまだその時だけですね


冒頭の写真は、国立競技場にある聖火台の製作に携わった
鈴木萬之助さんのお墓の傍らに建っている記念碑です...深谷市内なんですよ
25年くらい前に歩いていて偶然見つけ
その後このあたりに来る機会がなかったものですから
もう詳しい場所が思い出せなかったのですが
何とか探し当てて写真を撮ってきました


この聖火台は東京オリンピックのシンボルですが
もともと第3回アジア競技大会に向けて作られたものなんだそうです
1958年5月開催ですから、ワタクシと同い年ということになります
国立競技場が解体されても、これは記念としてどこかに遺されるんでしょうか

聖火台製作にまつわる感動の物語はこちら⇒クリック