哀悼、愛川欽也さん
先週、タレントの愛川欽也さんがお亡くなりになり
「彼が司会をしたテレビ番組は長寿番組となって愛された」
みたいな評伝が流れて
『11PM』『なるほど!ザ・ワールド』『出没!アド街ック天国』が
その代表みたいに紹介されていました...が
実はワタクシ、愛川さんが『11PM』の司会をされていたのを知りませんでした (^^ゞ
『11PM』といえば大橋巨泉さん、藤本義一さんが有名で
まさか愛川さんも出ていたとは...
ま、これは自分が見ていなかったから仕方ないかもしれないのですが
毎週見ていたはずの『なるほど!ザ・ワールド』の司会だった記憶も薄いのです (^^ゞ
一緒に出ていた楠田枝里子さんは声が耳にこびりついているんですけどねぇ
そもそもどんな内容の番組だったかという記憶も怪しく
つくづく昭和は遠くなりにけり、ワタクシの物忘れの激しさにあきれるばかりです
では、平成の『アド街ック』はどうかというと
これは一度だけ見たことがあります...わが町が採り上げられたとき ⇒ この日
ああ、あの場所が出ている、あの店が紹介されていると夢中になって見たのですが
いや、夢中になって見たからこそ、市内各所でロケした部分ばかりが印象に残って
スタジオの出演者が誰だったのか覚えていないのですね (^^ゞ
深谷シネマの名誉館長でもある大林宣彦さんが出てたのは覚えているけど
そんなこんなで愛川欽也さんの代表作ともいうべき番組なのに
ちっとも印象に残っていないという困ったことになってしまいました
その反面、ディスクジョッキー姿でマイクに向かっている姿は強く記憶に残っております...が、これもよく考えたら変な話です
愛川さんといえば『パック・イン・ミュージック』というラジオの深夜放送が有名で
流石にワタクシもこれは知ってはいますが
その時間は寝てるか別の番組を聴いていたかで
『パック・イン・ミュージック』は聴いたことが無かったのです
野沢那智も白石冬美も名前は知っていても番組は聴いたことが無いのです
だいいち聴いたことがあったとしても
ラジオですからマイクに向かっている姿が見えるはずがありません
つまりこれは愛川さんが出演していた
「松下電器のラジカセのコマーシャルのシーン」が記憶に刷り込まれたのです
すると世の中便利なもので
なんと当時の映像がネットにアップロードされておりました ⇒ これ
懐かしい思いで拝見させていただいたのですが
どうもワタクシの記憶とはちょっと違うように思います
だからといって別バージョンがあったという話でもありません
なぜなら出演している愛川さんが、ワタクシの記憶よりも若すぎる
恐らく、その後のテレビ番組などで見た愛川さんの容姿がワタクシの記憶に修正を加え
きっとワタクシだけの愛川さんというものが出来上がっていったのでしょうね
同様にそれは誰しもにあることでしょうから
愛川さんの訃報に接し、皆それぞれに自分の記憶の中の愛川さんを思い浮かべ
きっとそれは自分自身が懸命に毎日を過ごしていた時期の愛川さんの顔ではないか
なんとなくそんな気がしたのでありました
さて、ワタクシの心の中にあった愛川さんの顔って
いつの頃の顔だったのでしょうか...