丸木美術館、再び
きのう、朝刊を広げたら
地方版に丸木美術館の開館記念日のことが紹介されていて
ああ、そうだった。この時期だった
前にも新聞で小室さんが来ることを知って駆け付けたことがあったよなぁ
なんてことを思い出しながら記事を読んでいたら
なんと、この日も小室さんが来るんだって
美術館のサイトにアクセスして詳細を調べたら
ちょうど企画展で本橋成一さんの写真展をやっていることもあり
開館記念日のイベントとして本橋さんと小室さんの対談
そして小室さんのコンサートが企画されたようです
ほかにもいろいろ企画がありました
もともとこの日は特にあてもなくドライブに行こうかと思っていたので
じゃぁ午後から東松山に行こうかというわけで家を出たのです
途中の話は次の記事で書くことにして
ラーメン屋で腹ごしらえをして美術館に着いたのは対談が始まる少し前
隣接する駐車場は満車なので「チケットを買っておいて」とツレを降ろし
5分ほど離れた場所にある臨時の駐車場にクルマを置いて戻ってきたら
ツレが何処にいるか判らない
入り口前の広場は模擬店などで賑わっているけど、その中にはいないし
館内に一歩入ったホールにも見当たらない
ツレから自分の分のチケットをもらわなければ入れない...
と、実はこの段階でワタクシは館内にいるではないですか (^^ゞ
幸いにもその辺のチェックが緩やかだったりしているのですが
そこにたまたま『ゆい菌』が現れて、ツレは奥にいるよと教えてくれました
で、一番奥の新館ホールに行くとなるほど、入口の所にいたいた
水沢勉さんの講演が終わるタイミングで中に入り
壇上には二人分の椅子やマイク、客席にはパイプ椅子が追加され
準備が整ったところでお二人の対談の開始です
本橋さんは映像作品で表現する人ですから話すのは苦手なのかもしれませんが
今回のテーマは丸木位里・俊さんの思い出話
このお二人と親交を深め、写真を撮ってこられた本橋さんならではの話を
熱く語ってくださいました
「丸木先生だって原爆の絵の画家としてだけで評価されたくはなかったろう」
そんな意味のことを、6年前に小室さんが語ったことがありましたが
お二人の対談からは画家として、夫婦としての
丸木位里・俊さんが浮かびあがってくるようでした
対談の後は休憩を挟んで小室さんのコンサートです
それにしてもこの部屋は...
対談の時はそれほど気にならなかったんですけどねぇ
「南京大虐殺の図」「アウシュビッツの図」「水俣の図」「水俣・原発・三里塚」
という巨大な絵に囲まれた威圧感たるや、さすがの小室さんも圧され気味?
それでもいつもの小室節は健在でした
気持ちよい歌声に心なごみ
でも、怒りや決意、そして希望が籠められているんだな
傾きかけた日差しの中を帰ってきたのでした