月曜日にはワイン、マンズワイン (たびメモ 3)
「えっ! まだ行ったことなかったのぉ!?」
ワタクシが小諸に遊びに行くようになって
かれこれ24年経ってしまいました
最近では年に一、二度ですが
年に10回くらい行ったこともあります
でも、まだマンズワインの工場へは
一度も行ったことがなかったのでした
定宿の主人は心底驚いていました
「だってクルマだもん。飲めないじゃん」
もちろん今回だって飲めないのですが
平日に子連れで遊んでいる後ろめたさもあって
まぁ「社会科見学」でもさせてあげようかと…(^^ゞ
高速道路のインター近くにあるワイナリーは
といっても広域農道を走って行ったのですが
年末年始を除いていつでも見学を受け付けています
敷地に入ってまず目を奪われたのは
駐車場から工場へと続く道の美しさでした
季節は秋、そして青空
この並木道を見ただけで
ここに来た価値があったと思わせるものがありました
受付で見学を申し込み、10分ほど待たされて見学ツアーの始まりです
最初は我が家の4人だけかと思ったのですが
開始直前に老夫婦がビデオ上映の部屋に入ってきて
そしてレクチャーのあと外に出たところで
4、5人のグループがやってきました
「見学ですか? じゃぁ今始まったところですので一緒どうぞ」
内心ホッとしました
ウチの家族だけで案内してもらったんじゃ
照れくさいというか、空気が重くなるというか
息が詰まってしまいそうですから
大手メーカーの工場見学ですから
瓶詰めとかラベル貼りなどの工程が見られるのかと思ったら
貯蔵タンクと発酵タンクを見ただけで
作業風景は見られませんでした。というよりやっていなかった
地酒の蔵元と一緒ですね
「仕込みの時期ですとクルマが出入りし、搾ったぶどうの匂いでいっぱいなんですが」
機会があればまたその頃来てくださいと言われたけど
訪ねる側からしてみれば『収穫祭』のイベントに照準を合わせるほうがよさそうです
というわけで「工場」そのものはあっけなく見終わってしまい
あとはお決まりの「試飲」です。ワタクシは舐めるだけ
他の皆さんの勢いにつられ、我が家も数本買ってきました
子供たちにはノンアルコールの「ぶどうジュース」も
クルマに戻る途中、見学ツアーでも一度寄ったのですが
「万酔園」という庭園を散策します
ワイン工場に日本庭園というのはちょっと変わった取り合わせですが
背後の小山を借景にして秋の日差しの中で輝いていました
実はこの庭園の地下にはワインセラーがあり
研究や資料のためのワインがじっと眠っているのだそうです