撮影会の顛末
…を書いておかなければなりませんね。昨日あれだけ前振りしたんだから
今朝は寝冷えしたのかお腹が痛く、家を出る前にもう一度トイレに行くと
大ではなく、小のほうが出てしまいました…しまった。向こう(病院)で困るかな
そう思っても止められるものではありません
諦めて下を見ると…うわぁ! オシッコが真っ赤だ!
思い起こせば9月12日、医者にかかったときの尿検査でも
紙コップにオレンジ色のオシッコが溜まって驚いたのですが
翌日からは無色透明に戻っていたのです
特に痛みも何も感じないのに、何で今日再び?
まぁ、考えようによっては医者に行く日に症状が出て良かったかもしれません
よく、故障した家電品を修理に持ち込んでも
お店では不具合が再現できないことってありますよね
そう思って家を出たのでした
病院の受付に診察券とレントゲン予約の紙を出すと
看護婦さんが2階に案内してくれます
「オシッコは?」
「あ、いや、実はついさっき家を出る前にしちゃったんですよ」
「じゃぁすぐには…?」
「ええ、出そうもありません」
「一応そこにトイレがありますから、念のために」
「?」
どうやらエコー検査とは逆に、オシッコが溜まっていない方が良いみたいです
ほんの少し赤い液体を搾り出してトイレから出てくると看護婦さんの姿がありません
しばらく廊下でぼんやりと待っていたのですが誰の姿も現れないので
勝手に奥に進んで行くと、小部屋に一人の女性がいました
「あのぉ、レントゲンを受ける者なんですが」
「あ、どうぞお入りください」
小部屋の隣がスタジオ(?)になっており、そこに大きな機械がありました
「ベッドに横になって、ズボンを腿までおろしてください」
仰向けになって上を見ていると、アームが横から伸びてきてカメラが真上に来ました
「あ、あと7cm上にずれてくれますか」
先ほどの女性の声がスピーカーを通して聞こえてきます
身体をよじるようにして頭の方に身体をずらすと
「ごめんなさい、上がり過ぎ。今度は2cm下へ…ワタシが引っ張ります」
そう言いながらやってきた彼女はワタクシの足首をつかんで引っ張るのです
でも、それだけではまだ位置決めが不完全だったのか
そのあと足の裏を押して上に上げたり、また足首を引いたりということを
何度か繰り返すのですね
ずいぶん立派に見える機械だけど、人間の方でいちいち動かなくっちゃならないなんて
…アームが動くのだから左右の調整はできるのだろうけど
アングルが決まったところでセンセイの登場です
造影剤を静脈に入れるのですが、注射で一気にではなく点滴方式のようです
で、針を刺そうとするわけですが、ワタクシ、血管が細くて浮き出ないのですよ
どこの医者や献血会場でも注射のベテランや名人が招聘される騒ぎになった挙句
「○○さんがいる日に来てね」「(血管が縮むから)寒い日は来ないでくれ」
なぁんて言われたこともあるんです
というわけで、今日のセンセイも右腕で静脈を見つけるのを諦め
機械の側にあって作業しづらい左腕に針を刺して探ったもののやっぱり血管を見つけられず
結局細い針に変えて右手の親指の付け根に刺したとしても
ワタクシにとってはよくあることで、別段珍しいことではなかったのです
珍しかったのは、最後の会計のときで
「針を1本余分に使いましたので自費になります…160円」
俺が頼んだんじゃねぇぞ!
「はい、大きく息を吸って。吐いて~。そこでしっかり止めて」
あれれ、肺のレントゲンなら吸ったところで止めるんだけどな
ま、今日の被写体は腎臓関係ですからね
要するに肺や腹膜を動かして腎臓がいい角度を向くようにしたいのでしょうね
ベッドの下で何かがスライドする気配を感じるのは
おそらくフィルムの入ったカートリッジが動いているのでしょう
そうやって何枚か撮影してゆきます
…あ、ちゃんとカメラが上下にもスライドして位置を変えているじゃないか!
最初の身体を押したり引いたりしたのはいったい何だったんだ!?
そう思ったら、今度はベッドが回って斜めになりました。ううむ、胃の検査を思い出す
診察室で写真の品評会、いや判定です
「…石が、写ってないね」
そりゃまぁ、2、3日前から背中が張っている感じがするけど、特に痛みは無いけどね
でもさっきの血尿は?
「結石の成分によってはレントゲンに写らないものもあります…尿酸結石とか」
ドキッ。これってかなり可能性高いぞ。最近言われなくなったけど尿酸値は高めだから
「いずれにしても大きな石が尿管にあれば流れを阻害するので腎臓が腫れます」
今のところその様子が無いから石もまだ小さいのだろうということみたいです
2週間前にこの病院にかかって血液検査したときの結果によると
中性脂肪の数値が異常に高い、γ-GTPや尿酸値も高め
とはいえ、この数値にはちょっと疑問があるのですよ
それよりさらに2週間前に別のクリニックで血液検査しているのですが
そのときの結果では、どれも基準値の範囲に収まっているんです
ともあれ、食事や生活習慣が悪いと石は大きくなるし、取れても必ず再発する
だから普段の食生活に注意しなくてはいけない…とセンセイの話は続き
聞いているうちに、尿路結石の予防と言いながら狭心症や脳梗塞、通風の予防でもある
つまるところ、先日やっとかめさんがコメントしてくれた通り
生活習慣病の予防にはバランスの取れた食事と充分な水分の摂取、適度な運動という
すべてがここに尽きるわけですね
当面の処方としては、引き続きウロカルン錠というのを飲み続けることになりました
尿路結石を溶かして出しやすくする薬です
「毎日オシッコを良く見ていて、出たら拾って持ってきてね」
センセイ、そりゃ判るんですけどね。便器の構造が…
ウチの洋式の便器なんて拾いにくそうな形をしてますよ
和式の、それも列車のトイレみたいな大小兼用になっているのは良さそうですけどね
それに外出先で出ちゃったら、手を突っ込むのは抵抗あるし
…まさか茶漉しを持ち歩くわけにも行かないしなぁ
ところで、数日前から腰が痛い件ですが
「それは腰痛だよ、結石ならそんな場所は痛くならない」とのことでした
ワタクシ、寝ていると腰が痛くなるんですよ
特に平らなところに仰向けに寝ているとひどいんです
…レントゲン撮影に要した1時間近くがまさにその姿勢でした
コメント
yattokamedagaya
なかなか参考になるお話です。私は腎臓方面も心配なんですよね。これまた遺伝の関係で。
ボクシングをやっていた時に、ジムの先輩が試合で「キドニーブロー」というパンチを何度もくらいました。これは文字通り腎臓を打つ反則パンチなんですが、「痛いのはもちろん、ションベンも血だらけ」という状態になるそうです。そんなことを思い出しました。
TodomatsuHouse
▽やっとかめさん
一度だけ痛みがあったとはいえ、巷間言われているような
「耐えがたく、救急車を呼びたくなる」ほどでもなく
エコーでもレントゲンでも石が見つけられない
…はたして結石なのか疑問に思い始めているのですが
生活習慣病全般の対策として医者の処方を守ってます
まぁ血尿が出てるのだから、石か、別の病気か
何かしら原因はあると思います…パンチを食らった覚えは無いですから