確定申告と年末調整

ワタクシ、一応サラリーマンですが
ひところ雑所得がありまして確定申告をしておりました
いや、雑所得と言っても20万以下で、申告しなくても良い金額なのですが
源泉税を引かれていましたので、もっぱら還付が目的 (^^ゞ
必要経費を膨らませて実所得を減らした申告書を書いて提出していたわけです

  直接の経費は原稿用紙と鉛筆代くらいなんだけど
  なんだかんだ地図やら本やら資料代使ってましたからねぇ
  もともとたいした収入じゃないから
  領収証も添付せずに50%くらい経費にしてました
  …申告不要なのに、申告して税金を払うだけでも善良でしょ


ところで、サラリーマンは特別なことがなければ会社で年末調整しておしまいです
この時期ヒーヒー忙しい思いをしている事業者からすれば
「会社に面倒見てもらっていいなぁ」と思われるのですが
当のサラリーマンは
「誤魔化しが効かない。もっと経費分を控除してくれ~」
なんて思っています

あまり話題にならないのですが、会社の総務担当者にしてみれば
なんで個人の家庭事情や収入のことに関わらなくてはいけないのか
…みんなではありませんが、そう思っている人もいます

年末が近づくと、各人に控除申告書を提出させるわけですが
催促してもなかなか出さない人って、どこの職場にもいるものです
アンタの税金を安くしてやろうというのに
「まったくうるさい総務だなぁ」と言われてしまうのですね

  で、年末調整の戻りが少ないって文句を言うんだよなぁ

扶養家族の控除を受けるための申告も、いい加減に書いてくる人もいます
奥さんがパートで働いているのに「無職だ」なんて書いてきて
翌年の秋ごろに税務署に見つかって『是正』させられます

差額の税金を遅れて払うのですから『延滞金』というものも課せられます…会社に

いまどきプライバシーというものがありますから
奥さんはいくら稼いでいるの? 娘さんは学校出てフリーターしてるんだって?
なんて根掘り葉掘り聞けないじゃないですか
でも、社員から税金を集めて納める義務を負っているから
間違っていたらペナルティを受けるのです


ワタクシ、サラリーマンも自分で確定申告をすべきだと思うんですよ

いや、決して総務担当者が楽になるというからではなく
自分の稼ぎというものや、家庭を維持してゆく経費
そして税金の使い道などにもっと関心を持つようになれると思うんだなぁ

ま、ここ数日の税務署の混みようを見たら
これ以上申告者が増えるのもどうかと思いますけどね

でも、法人企業が決算日を任意に決めているように
個人も誕生日を決算日にして申告時期を分散すればいいんですよ