ラーメン麺なし、替え玉一丁


日曜日の南修治コンサートは幸手市というところだったわけですが
我が家から会場に行くルートを調べてみると
どうやらお昼すぎに加須市を通過することになるようで
そのあたりで何か食べて行くか…ん、加須?

記憶力の良い読者なら「お、カメラを持って山崎屋食堂に再訪か!?」
と思ったかもしれませんが、さにあらず
我が家からですと、通り道にはあたらないのです
いや、実際はすぐ近くを通ることには変わりなく
その気になれば1、2分の回り道ですから行けないことは無いのですが
正直...ちょっと躊躇したのですね
それに、あの手の食堂って日曜日は休みかもしれないじゃありませんか

というわけで、しばらく前に評判を聞いて、しかもまさしく通り道沿いにある
『鶏そばや 竜神洞』というラーメン屋さんに寄ってみたのです

加須から鷲宮を通って幸手に抜ける県道に面してカーブの内側に立地しており
駐車場に頭から突っ込んだら出るのに難儀しそうな店で
  店の裏手にも駐車場を確保してあるようです
何気なく通りかかったドライバーなら入るのを嫌がりますね
近所の人が歩いて食べに来るような小さなお店でした

外観はそういったローカルな店なのですが
店内は洒落た内装です。天井の照明のセンスもいいね…モダンな和風とでも言うのかな
ショッピングセンターや繁華街のテナントビルの中の店みたいですね
2人がけの小さなテーブルが3つと、小あがりには4人がけの座卓が2つです
券売機で食券を買い、テーブル席について荷物の置き場を探すと
フロア係の女性が竹で編んだ籠を持ってきて「ここにどうぞ」
…なかなか気が利いていてお洒落です

店名が示すとおり、この店のスープは鶏ガラが基本です
というと『日清チキンラーメン』のようなピンと張ったスープを想像しますが
ここは白く濁ったスープです。まるで博多のとんこつラーメン
もちろん匂いは鶏ガラなのですが、それを感じるのは最初のうちだけ
食べているうちに嗅覚が慣れてしまったのか判らなくなり
それよりもむしろ白濁スープのクリーミーな舌触りが支配的になってきます
まるでクリームスープでパスタを食べているみたい

でもまぁそれはそれで美味しかったので、替え玉を追加することにしたのです


さて、実はここからが本題なのですが...

この店は注文するときに麺の茹で加減やスープの濃さを指定できるのです
さっきのフロア係のお姉さんが訊ねてくれるのですね
で、ワタクシは「硬め」をお願いしたのですが、運ばれてきた『鶏そば』は
ワタクシの感覚からすると「これで硬めなの?」と思うような「普通」でした
それでまぁ替え玉を頼むときも「さっきと同じ」と言って「硬め」にしたところ
今度は見事にワタクシ好みの硬さに茹で上がった麺だったのですね

そしてこれは、この店に限ったことではないのですよ
茹で加減を指定できない店では「おまかせ」になるしかないのですが
これまで替え玉をを用意している店で注文すると、必ずと言ってよいほど
最初の麺より替え玉の方が硬めでワタクシ好み…つまり美味しいのです

どういうことなんでしょうねぇ?
替え玉は最初の麺と違って具材を盛り付ける時間が省略されているから?
替え玉を投入する頃はスープの温度が下がっているから?
だから麺が余分に柔らかくならないのかなぁ?

理由はどうであれ、替え玉のある店ではいっそのこと
麺なしのラーメンと、ひと呼吸おいて替え玉を頼んでみたらどうだろうか
そんな莫迦なことを考えている今日この頃です (^^ゝ


このお店を詳しくレポートしているブログを見つけました
皆さんよくここまで取材してますねぇ。感心します
ワタクシなんか「美味しいなぁ」と思いながら食べてくるだけです