貸出中

 




先週、用務で久しぶりに県の地方庁舎に行ったところ
そこのロビー兼通路(?)にこんなものがありました

『コバトン』というのは
埼玉県の県鳥であるシラコバトをモチーフにしたマスコットキャラクターです
もともとは国体の際のマスコットだったのですが
人気が出たため、終了後は県のマスコットに昇格して残留したという
長野県のスノープル君が聞いたら羨むような存在です

そういうわけで県内あちこちで目にする存在なのですが
さらに着ぐるみが各地方事務所に配備され
地域のイベントに登場するということになっているのでしょう
だから本日は「貸出中」である、と

でもね、これっていかにも「モノ」を扱っている印象ですよね
広く県民に愛されているマスコットなのですから
「生き物」として「お出かけ中」とか「出張中」なんて書けばいいのに

そう思って帰ってきたのですが
後から更に思いましたね
つまり、ここにコバトンの着ぐるみを展示しているということは
地方庁舎に来た人に見てもらおうという意図があるとは思うのですが
「抜け殻」のコバトンが下がっている姿というのは
なんともうら悲しいような気がするのです
こういうのって、「見てはいけない舞台裏」なんじゃないかなぁ

着ぐるみの貸し出し要項には
「脱着するところを関係者以外の目にふれさせない ~子どもの夢をこわさない~」
という一項があるんだけどなぁ