豚丼のたれ
しばらく前から無性に「豚丼」が食べたくて仕方ありません
おっと、ここで言う「豚丼」とは
牛丼チェーンがBSEで入手できなくなった牛肉の代わりに豚肉で作った
あの「代用丼」のことではなく、北海道・十勝地方を中心に食されている
甘口の濃いたれで絡めて焼いた豚肉を載せて食べる、あの「豚丼」です
実は昨年だったか、一度通販で取り寄せて食べたことがあるんですよ
それも自分で肉を焼くのではなく、すでに焼かれたものが真空パウチされていて
湯を沸かした鍋で温めるだけというお手軽なものを買って食べたのですね
もちろん、これだとうっかり焼きすぎて焦がすこともなく間違いないのですが
やっぱり香ばしさに欠けるような気がします
というよりも何よりも、少々割高に感じてしまいます
それに我が町周辺は良質の豚肉の産地です
ここは一番、自分でたれを作って地元の豚肉を焼いてみようではないか
と思ってレシピを探したら...ありました
材料
◎砂糖 1/2カップ
◎水 大匙2
熱湯 1/2カップ
▲砂糖 1/2カップ
▲醤油 3/4カップ
▲酒 1/2カップ
ずいぶん砂糖を使うんですね
まぁ、あの濃密さを思えばそれもありだと思ったのですが
作り方を見て「えっ?」なのです
◎をフライパンに入れ、薄茶色になるまで煮詰めて、熱湯を入れます
1/2カップの砂糖を、たった大匙2杯の水で煮詰めることができるのでしょうか?
ワタクシはふだん滅多に料理をしないから想像が足りないのかもしれませんが
どう考えても「砂糖が水に溶ける」というよりは「水が砂糖に沁みこむ」だけではないかと
そして「煮詰める」というよりは「湿った砂糖を焼く」
あるいは「さっさと水が蒸発する」のではないかと思うのですね
ひょっとすると
フライパンで砂糖を焦がしたあと、熱湯を入れて煮詰める
これだったら解るんですけどね...
で、そのあと
▲を入れて表面一面に細かい茶色い泡が出来るまで煮詰めて出来上がりです
まぁとにかく、ひたすら煮詰めるだけのようですので
ワタクシにでも作れそうな気がします
ところが、このレシピを探している過程で
なんと、あの『吉野家』が昨年暮れに売り出したことを知りました
偉いぞ吉野家、代用の豚丼ではなく本物の豚丼を売り出すなんて
さすが牛丼にこだわっている会社のプライドでしょうね
自分でひたすら煮詰めるのはちょっと後回しにして
一度吉野家に食べに行ってみようかと思っています(笑)
ところで、「豚丼」を「とんどん」と読んでいる人はいないでしょうね
これは「豚汁(ぶたじる)」や「豚饅頭(ぶたまんじゅう)」同様
「豚丼(ぶたどん)」と読みます(笑)