枕木で階段を作る(1)

 


ちゃんとした器具がないんで多少の誤差はあるでしょうが
門扉の土間コンクリートと玄関ポーチ上面の高低差は44cm
距離はほぼ98cmということが判りました
バリアフリーというと、ついスロープを考えがちですが
これはかなりの急斜面となりますので却って昇り降りが大変ですし
転ぶ恐れもあります...むしろ階段の方が安心です
計測結果から、蹴上がり11cm、踏面32cmの階段が3段作れることが判り
これなら割と楽に昇降できそうですね

  本音を言えば蹴上がりはなるべく低くしたいのですが
  踏面も考慮しなくてはなりません
  屋内の階段ですと踏面は20数cmでも平気ですが
  屋外の場合、30cm以上確保しないと心理的に怖いです
  ...古い神社の石段を思い出してみてください

で、この階段をどうやって作るか...
ワタクシの頭には「枕木」しか浮かんできませんでした


現況の階段のように土を突き固めて煉瓦で土留めするというのは
寸法通り作るのが面倒臭そうだし
コンクリート打ってキチンとタイル張りの階段作るのは
素人の手に余る難工事になってしまいます
...プロに頼むという発想が全然ないのですね (^^ゞ

枕木の場合、シロアリの食害などのリスクを極力避けたいので
やっぱり実際の鉄道で使われた中古品を使いたいのですが
あんまり表面が傷んでいるのは歩き難そうで使いたくないし
一本丸のままじゃ長すぎて使いにくいしで躊躇しました
たまたまネットで見つけた業者が市内の店だったので訪ねましたが
カット費用や運賃まで考えるとますます使いづらそうだなぁ

  ネットには幅30cmという特殊なサイズもあって
  これなら一段を一本でまかなえると思ったのですが
  在庫がありませんでした
  ...なくて良かったと思うのはこの後の話です

「よし、やっぱりガーデニング用の新品枕木を使おう」

そう決めて床屋に行き、髪を思い切り短く切ってきました
作業で大汗かくから拭いたり洗ったりが楽なように、ですね(笑)
でまぁその日は安中に行って『EBI DUO』のライブを聴いたのでした

  これまで何度か小田朋美さんと顔を合わせている「山小屋」は
  アプローチや焚火スペースの周りに枕木を多用しているのですが
  最近、そこに手すりをつけたり階段の傾斜を緩やかに改修していて
  今回のワタクシの「お工作」は
  実をいうと、これにインスパイアされているのです(笑)

20110730