夏の時代

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一昨日、南修治さんのコンサートついて書いた記事の中で
「コンサート」という言葉には演説会という意味もあるらしい、と
蛇足みたいなことを書きましたが
これは1983年の京都・円山公園で開催された
「第1回・夏の時代」コンサートで
小室等さんがステージ上で語っているのを聞きました
といっても当時その場で聞いたのではなく
関西のラジオ局が放送したのをエアチェックしたテープというのを
昨年聞く機会があったのです

  ナターシャーセブンが歌っている『戦争を知らない子供たち'83』という
  珍しい録音もありました

「夏の時代」というのは、このコンサートを企画した北山修さんが言い出した言葉で
自分たちはすでに思春期を遠く過ぎ、春の時代を終え、夏を思う時代なのだ
夏の時代を迎えた自分たちのためのコンサートを開きたい
…ということらしいのですが
聞きようによってはこういうアピールというか演説をすること自体が
ちょっと青臭いような気もします
つまりは、メッセージソングやフォーク集会などで熱い青春を送った彼らが
そのまま移行していっているだけとも感じ取れるのです

でも、ワタクシは好きですね、こういう気持ちを持ち続けるのって
自分が小学生のころ、大人っていうのは老成して分別があるように思えました
いや、高校生でさえオジサンみたいに見えたものでした
ところが、自分が大人になってみると
確かに主観と客観の違いはあるのでしょうが
けっこう餓鬼っぽいままの自分を自覚しています
周りからは落ち着きのある大人だと見られていれば嬉しいんですけどね

青臭くて熱い志を大人の言葉というオブラートで包んで語りたいものですが
うまく包みきれずにずっこけてばかりいるような気がします

この、ステージで語っているときの小室等さんは39歳
今のワタクシよりも10歳も若いじゃありませんか

今、「夏の時代」コンサートを企画した北山さんは「ザ・還暦」
小室さんは63歳のはずです
夏の時代を過ぎ、秋の時代なのでしょうか

  …冬と言ったら怒られますよね (^^ゞ

なんだか訳のわからないことを書いてしまいましたが
結局自分もフォーク好き、なんでしょうね

さて、明日は久しぶりに小室さんのコンサートを聴きに行こうと思っています


右上の本は、何年か前に古本で買ったものですが
雰囲気が近いなぁと思ったので奥付を見たら
案の定、1982年に出版されたものでした