S.O.S はフレット音痴の救世主たりえるか?
数日前、このブログにもよくコメントしていただいている
ichiichikさんことkumeさんが
ご自身のブログで「S.O.S」という商品を紹介されていました
ギターのチューニングを全域で合わせるアタッチメントです
これによりコード(和音)が気持ちよく響くそうです
弦楽器で1オクターブというのは弦の長さが半分になり
振動周波数が2倍になるということで
その中を「12階建てのバス」...12の半音階に分けてあります
これはもう音楽理論ではなく物理学の話になってしまいますから
計算でフレットの位置を決めることができます
「答一発カシオミニ」ってなものです(古いっ、古すぎる!)
が、実際に弾いてみると微妙に音程が狂ってしまいます
というのも、宙に浮いている弦をフレットに向かって押さえつけるということで
「張力が変化する」という別のファクターが働いてしまうのです
つまり、「開放弦で合わせても、1フレットで合わない」ことになるのですね
そこで0フレット(ナット)と1フレット目の間隔を微調整してやり
キチンとした音階に補正しようというのが
この「S.O.S(SOUND OFFSET SPACER)」らしいのです
要するに1フレット目で音を合わせるのを前提にし
それでは開放弦で音が低くなるので、その分をピッチ調整で補正するという考え方
非常にざっくばらんな話ですが、そう理解しました
商品名が「S.O.S」でも、助けを求めているのではなく
こいつが助けてくれるのですね
値段も1500円と、そう高くはないし、試してみる価値はあるというので
ワタクシもホイホイと試してみることにしました
そういえばワタクシのギターは弦高が高くて弾きにくいと息子がぼやいているので
きっと、この張力の変化も大きいんでしょうね
と他人事のように書いているのは、自分ではあまり気になっていないのであって
はたしてこの駄耳でどれほど聞き分けられるかというのも
チョット心配ではあるのですが (^^ゞ
ところで、ご存知の人もいるかと思いますが
ワタクシのギターはネックが細く(40mm)弦長が短い(628mm)のです
はたしてこのギターにS.O.Sが使えるのかと見ていたら
エレキギター用というのがこの寸法をカバーしているので
それを注文してみました
それでまぁ届くのを待っているのですが
そのあといろいろ見ていたら妙なことに気がついたのです
「形状が違うぞ」
このS.O.Sはアコースティックギター用、クラシック用、エレキ用とあり
それぞれのネック幅に合わせた相似形だと思っていたのですが
よく見比べたら、明らかに弦ごとにピッチの違いがあるんですよ
アコギ用とエレキ用じゃ3弦の部分が違いすぎるじゃないですか
...まずいぞ、これは (-_-;
発売元のサイトでFAQを見たら
弦の材質、スケール、弦高の3つの要素を元に補正値は決まっています。だって
ううむ...届いたのを試して合わなかったら
息子のエレキギター用にプレゼントすることにしますか
特に贔屓にしているということはないのですが
音楽関係のグッズを検索すると、大抵ここがヒットして
しかも送料が無料なので、結果的によく利用してます
コメント
ichiichik
買ってしまわれましたか
確かに効果はあると感じていますが
エレキ用では3弦の形状が違うので問題です
でも削って合わせれば何とかなるのではないでしょうか
まつお
▽ichiichikさん
今日帰宅してもまだ届いていなかったんですけど
注文する前に形状の違いに気付いていれば
アコギ用を買って左右の幅を切り詰めようと思ったでしょうね
(ワタクシのギターの弦長に合わせるには
3mm幅のところをヤスリで2、3回こすればいいのかな?)
いずれにしても現物が来てからチューナーを使って検証してみます