雨やんで、ひと傘を忘れる

 


という題名で桂小金治さんを思い出した人はワタクシと同年代以上でしょうね
...何故かって? それは秘密です(笑)


もともとの意味は
雨がやんで晴れてしまうと、使っていた傘のありがたみを忘れがちであることから
苦しいことや災難が過ぎると、そのときに助けてくれた人のありがたみをつい忘れてしまう
ということなんでしょうけど、先日、文字通りの「置き忘れ」をやってしまいました

すでに書いているように、25日の土曜日は東京に行ってきたのですが
その日は朝から雨だったので傘を差して駅まで歩いていったものの
向こうに着いたらやんでいて
手に持ってあちこち歩き回っていたのですね

夕方、新宿の東急ハンズ店内で、自分が傘を持っていないことに気づきました
「あれ!? どうしたっけ?」
ハンズに入る前、向かい側のJR東日本本社ビルのあたりで
リュックからカメラを取り出して写真を撮っていたのですが
その時、リュックと一緒に植え込みのところに置いて拾い忘れた
...とは思いにくいですね。見えているはずだから気づくでしょう

となると最後に記憶がハッキリしているのが蒲田駅のトイレ
最初、小便器の左側のフックに下げたのを右側に移したのを覚えています
  配列を見ると、向かって右側を使うようになっていたのですね
  だからといって、左側には誰もいなかったのですが (^^ゞ

で、トイレの出口は左手方向でしたから「さぁホームに行こう」と左を向き
視野に入らなかった傘のことをすっかり忘れてトイレから出て来たに違いありません

それで蒲田に忘れてきただろうということはほぼ確定的になりましたが
もうあれからずいぶん時間が経っているので、いまさら取りに戻っても無駄でしょう
残念ながら諦めるしかなさそうです
それにしても、電車を乗り換えたり歩いたりしながら
すっかり傘のことなど頭から消えていたのですねぇ (^^ゞ

頭から消し飛んでいたとはいえ、気に入っている傘だったんですよ
今は同じようなものがあちこちで売られていますが
これを最初に見つけたのは旧軽井沢の1,000円均一のお店でした
あ、いいなと思ってもすぐに買うことに躊躇して
そのあと2007年のお正月に軽井沢に行ったときに
正月気分で奮発して買ったものでした

  生地が色褪せてきているし、骨には錆も出始めている
  雨の中を30分も歩くと雨漏りしてくる
  そろそろ買い替え時だったからいいじゃないか
  ...とまぁ自分を納得させましたよ(笑)


そういえば前にも一度、この傘を置き忘れたことがありましたっけ
初めて鼓土里座に行ったときでした
あのときは、さらにその前に大奮発して買った傘も一緒に忘れてきたので
連絡して運賃着払いで送ってもらったのでした

そのもう一本の傘は、このハンズで買ったものだったなぁ...あ!
ハタと思いつくことがあって傘売り場に行ってみると、さすが東急ハンズです
前から使ってみたいと思っていた『センズ・アンブレラ』がありました
ありました...けどね、クルマ移動がメインで、年に数度しか使わない傘のために
7,140円もするこの傘は値段が高すぎますよ
いや、お洒落に持って歩く傘にはそれなりの意味があるでしょうが
この傘が真価を発揮するのは暴風雨のときですし
そんな日はなるべくなら外に出たくありませんものね
これまた自分を納得させて、買わず(買えずに?)に帰ってきました