博多⇒東京:1975.4.3
(東海道新幹線乗車録その2)

 


高校2年、いや4月だから3年か
春休みに九州をサイクリングで旅したのです
といっても一周するだけの時間や体力、もちろんお金も無く
宮崎から日南海岸、桜島経由で鹿児島まで行ったら
そのあとは輪行して瀬高に行き
あとは博多から唐津の海岸線を走ったりしてたんですね

  唐津往きは予定外、急に現地で行こうと決めたのでしたが

実は、その一年前まで鳥栖に住んでいて
旅の後半は友人に再会したりするのも目的でした
馴染みの床屋に散髪しに入ったら「あれっ? 埼玉に引っ越したんじゃ?」(^^ゞ

それやこれやで一週間くらい過ごしての帰りに
博多まで延伸したばかりの新幹線を奢ったというわけです

  往きは宮崎まで寝台特急「富士」
  途中の三島あたりで爆破予告を受けたりなどして宮崎着が1時間58分の遅れ
  ...2分の差で特急料金払い戻しは受けられませんでした

ところがね
乗車する前の日だったかに読んだ新聞に
「新幹線、開業後一カ月で30センチ地盤沈下」なんて記事があって
博多-小倉間で新幹線は炭鉱で有名な筑豊地帯をかすめて通るのですが
沿線でかなり地盤沈下しているぞというのです
ちょっと冷や冷やしながら帰ってきたわけですが
その日はもちろん、いまだに脱線転覆の話は聞きません

考えたら開業前にも相当な回数を試験走行しているでしょうから
その時から地盤沈下していなければなりません
いったいあの記事は何だったのだろうと今になって思うわけです


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